SOMMERSBY
監督: ジョン・アミエル
音楽: ダニー・エルフマン
出演: リチャード・ギア、ジョディ・フォスター、ビル・プルマン、ジェームズ・アール・ジョーンズ、ラニー・フラハーティ、ウェンデル・ウェルマン、R・リー・アーメイ、ブレティ・ケリー、リチャード・ハミルトン
1993年 アメリカ映画


南北戦争に出征していた夫が帰還してきたが、性格が全くの別人になっていた、この夫はホンモノか・・・みたいなお話。
遥か昔にビデオで観たので、あまりよく覚えていないのですが、
文芸調の作品で、帰還した夫はホンモノかニセモノかというサスペンスよりも、
確か後半の法廷シーンの方が見応えがあったのを覚えています。
これ、もともとジェラールド・パルデュー主演のフランス映画のハリウッド・リメイクらしいのですが、
元ネタの方は観たことがありません。
ラストはオリジナルと同じかどうかは分かりませんが、ハリウッド映画っぽい終わり方ではないなあという感じです。
(あまり書くとネタバレになるので・・・・)


音楽は、ダニー・エルフマン。
「バットマン」や「ディック・トレイシー」や「ダークマン」といった、
バーナード・ハーマンへのリスペクトが強烈ににじみ出たアクの強いスコアを連発していた頃なので、
この作品のスコアは当時のフィルモグラフィーの中では少々異色でした。
「シザーハンズ」よりもさらに地味という感じ。
しかし決して悪いスコアという訳ではなく、地味ながら聴きごたえのある作品です。
地味なんだけど、曲によっては随所に力強いオケが入ってくるので、
1曲ずつ聴いてみると曲の途中が案外派手だったりします。
メイン・タイトルは、トランペットをフィーチャーした重厚なストリングスが織りなす調べが秀逸。
あまりに正統派なスコアで当時は驚きましたが、何度も聴くとなかなか味わい深い1枚です。
劇伴の中にバンジョーやバイオリンを交えた陽気なトラッド調のスコアとオケが出てきますが、
これがなかなかコミカルかつロックのダイナミズムを持った曲で、
このあたりはロックのフィールド出身ならではの手法なんではないかと勝手に思ってます。
作品ともどもエルフマンの作品にしては地味な1本ですが、
本作以降、SFやファンタジーだけでなく、ヒューマン・ドラマの仕事も増えていったように思います。

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