Squadra antifurto
監督:ブルーノ・コルブッチ
音楽:グイド&マウリツィオ・デ・アンジェリス
主演:トーマス・ミリアン、ロバート・ウェッバー、リリ・カラチ、マッシモ・ヴァーニ、バンボロ、トニー・ウッチ、ジュゼッペ・パンビエリ
1977年 イタリア映画

えっへっへっ。
ワル乗りして、刑事ニコ・シリーズの第2弾も紹介しちゃいます。
なんかこの週末はパチモン一色になってしまってすみません。(*^_^*)
このシリーズ、前にも書きましたが、1作目以外は確か全部本邦未公開だったと思います。
本作も確か日本ではビデオも出なかったんだよなあ。
まあ、いわゆるパチモン・マカロニ・ポリスムービーの1本で、
独特のユーモア(あんまし笑えないけど)と申し訳程度の社会派メッセージが入ってる
金太郎飴的シリーズです。
だから、ストーリーはあってないようなもので、大して問題ではありません。
トーマス・ミリアン演じるヒッピー刑事ニコが出てくればそれでいいのです。


音楽は、やっぱりグイド&マウリッツィオ・デ・アンジェリス兄弟。
メイン・タイトルは、ポルカをベースにしたコミカルな無国籍風トラック。
例によって陽気な曲なので、ワクワク感はありますが、映像とはほとんど合ってないような気がします。
主題歌は、エンド・クレジットに流れる「E Nun Ce Vojo Sta」。
歌っているのはダミ声のAlberto Griso。
ゆったりとしたリズムの、これカンツォーネになるのかな、熱唱型のポップスです。
ポリス・アクションなので、アンジェリス兄弟、結構頑張ってます。
とはいうものの、ジャズファンクとプログレとイージーリスニングを足して3で割ったような
追っかけシーンの珍妙なスコアはこの兄弟ならではの味わい。
エレキギターのエフェクトがワウギターじゃなくて、常にユーロ・プログレ風なのが可笑しい。
コミカルだけどゆったりした展開のシーンなのに、
ロシア民謡風とジャズを足してような性急なビート感のあるスコアをくっつけちゃう神経も素晴らしい。
とぼけたシーンのスコア(ほとんどエレキギターとベースだけだったりする)は、なぜか香港映画を彷彿とさせます。
こんなスコアですが、これまた公開当時は本国でシングル盤が発売されたのみ。
1作目同様、未だに単独のサントラCDは発売されていません。
どうしても主題歌が聴きたい人は(そんな人いないか)、「TOMAS MILIAN: THE TOUGH BANDIT, THE ROUGH COP, AND THE FILTHY RAT IN INTALIAN CINEMA」(トーマス・ミリアン主演作品集)に、本作から主題歌とそのインストバージョンが収録されています。


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