IL CONSIGLIORI
監督: アルベルト・デ・マルチーノ
音楽: リズ・オルトラーニ
出演: マーティン・バルサム、トーマス・ミリアン、フランシスコ・ラバル、ペルラ・クリスタル、レイ・K・ゴーマン、ダグマー・ラッサンダー、カルロ・タンベルラーニ
1973年 イタリア映画


・・本日も過去記事編集版ですみません(^_^;)



今日はマカロニ・ギャング・サスペンスをご紹介。
マフィアの壮絶な抗争を描いた作品ですが、「続」とついているくせにブロンソンの「シンジケート」とは何の関係もない1本。
ということは、一応これもパチモンに分類されるのか。
でも、トーマス・ミリアンやフランシスコ・ラバルも出てるので、パチモンの中では比較的良質な作品であると言えるでしょう。
「シンジケート」と同じところといえば、どちらもマーティン・バルサムが出てるってとこぐらいか。
ストーリーは、年老いてきたマフィアのボスが刑務所から出所してきた婿殿に後継ぎを断られたことか、後継者の座を巡ってマフィア内で壮絶な抗争が繰り広げられる・・・というお話。



音楽は、名匠リズ・オルトラーニ。
タイトル曲は骨太なブラスにジャズっぽいアレンジのマカロニ・ポリス・アクション風のトラック。
こういうのは、フランコ・ミカリッツィもチプリアーニも似たような曲調の曲書くよなあ。
アルバムの全体的な印象は、モリコーネの作風に代表されるイタリア映画音楽の伝統的なスタイルのスコアが続くという感じです。
この手のイージーリスニングっぽい聞き分けのいいスコアが、70年代当時のパチモン・マフィアものの間では流行ったのかもしれません。
マフィアの抗争劇なのに、スコアはひたすらモンドでジャジーで、時に甘美なメロディが顔を出したりします。
Franco De Geminiのハーモニカが哀愁を帯びた感じでいい。
オルガンがフィーチャーされた曲なんか、ソフトコアポ○ノのスコアと言われても信じてしまいそうです。
スリリングなアクションスコアは全くありません。
全編を通じて非常に聴きやすく耳にやさしいスコアです。
いい意味で映像と切り離しても鑑賞に堪えうる作品です。
(イタリアのパチモンって、こういうのが非常に多い。)
CDは、過去にChris' soundtrack cornerというドイツのプライベートレーベルっぽいところから発売されたことがありますが、
今ではプレミアが付いています。

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