L' URLO DEI GIGANTI
監督:レオン・クリモフスキー
音楽:アルマンド・トロヴァヨーリ
出演:ジャック・パランス、ジョン・グラマック、アンドレア・ボシック、ジュゼッペ・アドバッティ、ミルコ・エリス、カルロス・エストラーダ
1969年 イタリア映画

今夜は久々にパチモンをご紹介。
60年代晩期のマカロニ・コンバットの逸品(うそ)。
一番の見どころは、主演がジャック・パランスってとこ。
ストーリーはいつものとおりで、第二次世界大戦を舞台に、連合軍の極秘作戦を成功に導くため、敵陣深く潜入して陽動作戦を繰り広げる少人数のおとり部隊の裏方仕事を描いてます。
コマンド部隊ものは、予算無いけどどうしても戦争映画作りたいと駄々をこねる映画人にうってつけのテーマです。
少人数の隠密部隊なので、大規模な戦闘シーンもエキストラも要らないし、戦車や戦闘機といった大物も必要ないし、
とりあえずマシンガンと手榴弾持たせといたら絵になるというお手軽さ。
往年のマカロニ・コンバットはこの手がわんさか製作されました。
ただ、本作はなぜか戦車が大量に出てきたり(米軍のM-48パットンをそのままドイツ軍戦車として使ってますが)、
軍用列車みたいなのも出てきます。
噴飯ものの邦題がつけられているわりに、マカロニ・コンバットにしてはお金がかかていそうな不思議な映画です。
監督は、ヘンリー・マンキーウィッツこと「無宿のプロガンマン」のレオン・クリモフスキー。


音楽は、まさかのアルマンド・トロヴァヨーリ。
マカロニ・パチモン作品ではよくあることですが、本編がカスなのにスコアは一級品。
このアンバランスさがイタリア映画の良いところ。
本作も日本劇場未公開、レンタルビデオでかろうじて日本に出回ったような代物なのに、
本国イタリアではサントラが発売されていました。
LPしか発売されておらず未CD化ですが、音源が残っていればそのうち何かの形でCD化されることでしょう。
ミリタリー調のスネアドラムにマカロニ・ウェスタンのようなメロが被さる手法は、
他のマカロニ・コンバットと同様、壮大な感じにしたいんだけどオケの編成がしょぼくて小ぢんまりまとまっちゃってるという感じです。
モリコーネ風の混成コーラスのようなものまで入ってくるので、イ・カントリ・モデルニが参加してるかも知れません。
なお、LPは78年発売となっており、もしかして映画が再評価されてアルバム化されたとか・・・まさかね。



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