AFTER THE FOX
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
音楽:バート・バカラック
出演:ピーター・セラーズ、ヴィクター・マチュア、ブリット・エクランド、エイキム・タミロフ、マーティン・バルサム、マリア・グラツィア・ブッチェラ
1966年 イギリス/イタリア映画


イギリスとイタリアの合作ということになっている60年代ドタバタ系コメディ。
ストーリーは、アフリカの砂漠で金塊の強奪事件が発生して、その噂を聞きつけた獄中の詐欺師が
刑務所を脱獄して、強盗団から金塊を横取りしようとする・・・・みたいなお話のようです。
というのも、実はこの作品観たことがないのです。
サントラは昔から知っているのですが、本編だけは観る機会に恵まれず、未だ未見の状態。
DVDも出てないんだろうなあ。
TVで放映されたことはあるのかもしれませんが、何せ生まれる前の作品なのでさっぱり・・・・。
ヴィットリオ・デ・シーカといえば、僕の中ではわりと真面目な映画を撮る監督というイメージがあって、
B級不真面目映画大好きの僕の中では、ほとんど縁の無い監督です。
真面目な作品を多く手掛ける監督がはじけた作品となれば、ちょっと観てみたい気もしますが、
60年代のコメディとなると、笑いのツボが全然違う可能性があって、ちょっと心配。
でも、脚本はニール・サイモンだし、サントラはバート・バカラックだし、主演はピーター・セラーズだし、
これだけでも一見の価値があるのでは・・・・と思いながら中古ビデオを探す気力もなく、
DVDの発売を待っています。
(海外ではDVDが出ているので、そのうち国内でも発売されるかも)
なお、「デモンズ3」などでスコアを担当しているマヌエル・デ・シーカは、ヴィットリオの息子。



音楽は、バート・バカラック。
フランク・フラゼッタの楽しいジャケットも手伝って、かなりポップなサントラです。
主題歌は、ホリーズとピーター・セラーズの夢の(?)競演。
ホリーズがちゃんと歌っている途中で、セラーズが変な声でしゃべる掛け合いが面白い。
この主題歌、例によってハル・デヴィッドとのコンビです。
サントラ全体としては、ゴージャスなバカラック・サウンドのオンパレードでとても楽しい内容になっています。
LPの収録時間が29分という短さが大変物足りない印象です。
それにしても、昔のサントラはこんなにバラエティに富んだ面白い内容だったのになあ。
サントラって、いつから味気ないアンダースコアが主流になっちゃんたんでしょうね~。
劇伴の中では、グルーヴィーなハモンドオルガンがカッコいい”Italian Fuzz”がお気に入り。
インチキ・スパイ映画のスコアみたいな感じです。
サントラは、CD化もされていて、7曲も増曲されたものが発売されています。
といっても増えたのはダイアローグばかりのようで、7曲増えても33分しかありません。
なお、この映画、イタリア公開バージョンは、ピエロ・ピッチョーニがスコアを担当したとか。
こちらのバージョンも聴いてみたい気がします。

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