※ 今夜は過去記事いじってます。

THE AVENGERS
監督:ジョス・ウェドン
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演:ロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、トム・ヒドルストン、クラーク・グレッグ、グウィネス・パルトロー、サミュエル・L・ジャクソン
2012年 アメリカ映画




マーヴェル・コミックのヒーローがまとめてごそっと登場するお徳用超大作。
これを作るために、「インクレディブル・ハルク」、「アイアンマン」、「キャプテン・アメリカ」などに伏線が張られていたんですが、遂に一大プロジェクトの公開となりました。
といっても、例によってまだ観てません。
もう劇場で公開しているのかな?
でも、まだあばらの痛みが治っておらず、上映中「痛てて、痛てて」を連発しそうなので、
とりあえずお預けです。(さらに今日重い物を持った拍子に左手の甲の痛みが再発して、今頃になってなんだか腫れてきたような感じ・・やれやれ)
ということで、未見なのでなんとも言えないのですが、予告編を観るかぎりでは
かなりの迫力ある映像になっているようです。
この手の作品は、いわばアトラクションのような感覚でド迫力の映像を楽しむタイプの作品だと思いますので、そのうち劇場で観てみようかなと思ってます。
ただ、予告編で巨大なメカがビルを破壊しながら襲ってくるシーンは、
「トランスフォーマー ダークサイド・オブ・ムーン」に雰囲気がよく似てたなあ(~_~;)。
全世界でかなりの興行収入をあげているようで、「アバター」、「タイタニック」に次ぐ歴代3位だとか。
でも、これ、最低でも「マイティ・ソー」と「アイアン・マン」ぐらいは予習してから観ないと、面白みが半減するんじゃないのかなあ・・・・・。
ちなみに友人の1人は、「どれも観たことがないから、「アベンジャーズ」は観に行かない。
DVDが出てから全部まとめて観る。」って言ってました。
(なんて横着な奴)




音楽は、アラン・シルヴェストリ。
最近は、「アメイジング・スパイダーマン」のジェームズ・ホーナーのように
ベテラン組が話題作でいい仕事をしているので、今回もかなり期待してました。
ところが、サントラを聴いてみたところ・・・・。
ヒーローものなのに、ちょっぴり「不完全燃焼」。
RC組と違って、さすがにテーマにはちゃんとしたメロがあるのですが、
彼が同じくスコアを担当した「G.I.ジョー」に比べるとインパクトが弱い。
コミックが原作なんだし、「ダークナイト」みたいなシリアス路線じゃなければ、
少々クサいぐらいのコテコテなメロを持ってきた方が、
観てる方も「燃える」と思うのですが・・・・これは懐古趣味のおっさんのワガママなんでしょうか。
決して悪くないテーマなのですが、何故か「燃え」ない。
ちょっと「ロボコップ」に似た雰囲気があるのも減点対象。
途中で唐突に挿入されるリズムパターンは、「デルタ・フォース」のドラム・パターンみたいで、かなり古臭い。
そのリズムパターンも途中でいきなり終わって、もとのオケスコアに戻るのですが、
あの中途半端にロックなリズムはなんだったんだ?という感じ。
あれ、入れない方が良かったんじゃないかと思います。
アルバムのラストを飾るタイトル曲も収録時間はたったの2分。
もう少し長尺にしてもらわないと、あっという間に終わっちゃう感じ。
それに、何より一番気になったのが、イントロのストリングスが「古畑任三郎」に似てるところ(~_~;)。
なんかイヤ~な感じだなあ。
映像の方がド迫力なので、スコアは添え物でいいという製作者側の考えなんでしょうか。
劇伴も、壮絶なアクションを予感させるスコアという印象は受けるのですが、
たまに「プレデター」風になったり、所々でデジャヴ感があって、
あんまし目新しいところはありません。
個人的には、映画のヒーローの夢の共演なんだから、
出演者だけでなくてスコアも作曲家の夢の共作にすればよかったんじゃないかなと勝手に思ってます。
(ま、そんなところに製作費を回す余裕も無いか・・・)
「アイアン・マン」(ラミン・ジャワディ)、「インクレディブル・ハルク」(クレイグ・アームストロング)、
「マイティ・ソー」(パトリック・ドイル)、「キャプテン・アメリカ」(アラン・シルヴェストリ)、
この組み合わせならすごいことになってただろうなあ。
まあ、素人だから製作側の大人の事情も知らずに、こんな好き勝手なことが言えるのでしょうが、
最低でもそれぞれの映画のスコアのモチーフを生かした曲作りって
出来なかったのでしょうか。
(そんな時間の余裕もないし、著作権の問題もあるかも知れないし、やっぱりダメか。)
映画は、豪華ヒーローの夢の共演となりましたが、
スコアの方は「夢の共演」にはならなかったようです。
でも、決してSFアクションのスコアとして悪いわけではなく、
こちらが過度の期待をしたばかりにガッカリ感が強かっただけなのかもなあ。
本編を観た上で、再度チャレンジすればもっと印象が変わるかもしれません。




・・・・・とここまでが過去記事。
ようやく本編を劇場で観てきました。
なんでも「アイアンマン3」公開日決定記念とか何とかの理由で、
特別料金で2D版1000円で観ることができました。
やはり、サントラは本編と併せて観ないといけないということをつくづく実感。
サントラだけ先行して聴いた時と印象がガラリと変わりました。
本編の中で、テーマ・モチーフの断片が散々流れた末のエンド・クレジットで
テーマの全体が聴けるのですが、これなら納得。素直にイイ!
劇中、テーマの美味しいところを切り取って何度も使ってるので
これは観終わった後で、ずっとメロが脳裏に残ります。
(「古畑任三郎」なイントロも、「ボルケーノ」で既に似たようなフレーズを使ってたし、だいぶ免疫が出来ました。)
さらに、エンド・クレジットでSoundgardenの15年振りの新曲「Live To Rise」が流れてさらに感動。
初期Black Sabbathを彷彿とさせるギター・リフ、やっぱりこのバンドむちゃくちゃカッコええ。
Black Sabbathといえば、劇中トニー・スターク=アイアンマンが着てるTシャツが
Black SabbathのTシャツだったりして、さらにデザインがSabbathの「Never Say Die」のジャケ使ってるではないですか。

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もう、これだけで「Avengers」、素晴らしい。
ほんの些細なことで作品の評価を一気にあげてしまうのが僕の悪いクセですが、
このサバスTシャツとSoundgardenの新曲だけで、もう本作は今年屈指のお気に入りの1本になってしまいました。




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