IL GRANDE DUELLO
監督: ジャンカルロ・サンティ
音楽:ルイス・エンリケス・バカロフ
出演: リー・ヴァン・クリーフ、ピーター・オブライエン、ジェス・ハーン
1969年 イタリア映画
今夜は、久々にマカロニ・ウェスタン。
悪役の方が面白いリー・ヴァン・クリーフが元保安官を演じる晩期マカロニの小品。
本邦劇場未公開作ですが、学生の頃、レンタルビデオを観たことがあって、
その時は「ガンファイター」というタイトルになってました。
ビデオのくすんだ映像が、晩期マカロニの枯れたテイストに拍車をかけていたような感じでした。
「キル・ビル」でサントラが使用されたりして再評価されたのか、
去年「怒りのガンマン/銀山の大虐殺」というタイトルでDVDが発売されています。
ストーリーは、賞金がかかったお尋ね者を、元保安官を賞金稼ぎ一味が争奪戦を繰り広げますが、
元保安官の狙いは実は賞金ではなかった・・・・・みたいなお話。
あんまり派手な映画じゃないし、晩期マカロニなので、
過度な期待をせずに観た方が楽しめます。
音楽は、ルイス・エンリケス・バカロフ。
本作では、セルジオ・バルドッティなんて変名使ってます。
イタリア名で変名名乗っても一緒じゃん?という感じです。
このサントラ、テーマ曲が「キル・ビル」で使われて一気に若い世代にも知られた感があります。
馬に乗って疾走するシーンを彷彿とさせるような派手さはなく、
意外にもしっとりした美メロを持った曲なので面食らいます。
特に後半の盛り上げは感動的です。
エッダのソロをフィーチャーしてるし、イ・カントリ・モデルニも参加しているので、
これ、モリコーネじゃないの?と間違えてしまいそうな曲調です。
陽気なウェスタン・ミュージックがあったり、テーマ曲のバリエーションがあったりで、
マカロニ特有のギラギラとした残酷節は入っていません。
サントラCDは、いろんな仕様があって、「キル・ビル」がヒットした頃にRamblingレコードという知らないレーベルから出た日本盤は10曲入り、
96年にイタリアから出たものが20数曲?入って57分収録、
今回Quartetレーベルから発売されたものが本作から14曲収録されたカップリング盤と、どれもバラバラです。
Quartet盤は、「The Man Called Noon」とのカップリングで、500枚限定となっています。
おそらく、Quartet盤は以前日本で出たRambling盤に未発表テイクを追加したものではないかと思われます。
(違ってたりして・・・(^_^;))
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