JOURNEY TO THE CENTER OF THE EARTH
監督: ヘンリー・レヴィン
音楽: バーナード・ハーマン
出演: パット・ブーン、ジェームズ・メイソン、ダイアン・ベイカー、アーレン・ダール、セイヤー・デヴィッド、ピーター・ロンソン、ロバート・アドラー、アラン・ネイピア
1959年 アメリカ映画


60年代より前の作品を紹介するのは、僕としては知識も乏しく、ちょっとした冒険になるのですが、
kazzpさんが本作の記事を紹介されていたのを見て、昔TVで観た時のことを思い出し、
懐かしさがこみ上げてきちゃったので思い切って紹介しちゃいます。
ジュール・ヴェルヌのSF小説が元ネタの「地底探検」モノSFの古典。
当時の映画としては長尺で、130分近く上映時間があります。
さすがに昔のSFなので、CG世代のうちの息子などが観たらゲラゲラ笑いころげでしまいそうですが、
マットペインティングや合成の技術など、当時としてはかなり頑張ったSFXを観ることができます。
本編の詳しい紹介は、kazzpさんの記事を参照していただくとして・・・・・。
  地底探検
昔の映画なので、突っ込みどころは満載なのですが、
そこがまた昔のSFの暖かさというか、いいところだったりします。
子供の頃にワクワクしながら観たこの手のSF作品は、
大人になってから見直してみても結構面白い。
何より歩いて地底探検に出るという発想が可愛いすぎです。



音楽は、バーナード・ハーマン。
重厚かつ独創的なサウンドのド迫力に圧倒されます。
ダークで異様さをたたえたスコアは当時としては迫力満点だったことでしょう。
「十二哩の暗礁の下に」を思わせる、さざ波の打ち返しのような幻想的なハープも顔を出します。
後にダニー・エルフマンがこの人に影響を受けたと思しきスコアをガンガン世に送り出しました。
面白いのは、本作の劇伴の中に、「バットマン」にそっくりなフレーズが出てきます。
ダニー・エルフマン・・・・リスペクトを通り越してパクッちゃったのかなあ。
さらに、トッド・ラングレン率いるユートピアの「太陽神」の1曲目のイントロに似てるフレーズがあることも判明。
トッドもこのサントラからアイデアをいただいちゃってるようです。
メイン・タイトルらしきものはなく、アンダースコアの塊のようなサントラです。
しかし、メロらしいものは無いくせに、その存在感はすごい。
パイプオルガンやハモンドオルガンが随所でフィーチャーされており、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
公開当時は、パット・ブーンが歌う歌モノシングルしか発売されなかったのかな?
(またいい加減なことを言ってます。いちいちリサーチする時間が無いもので・・・)
CDの時代になってからは、1997年にVareseレーベルからスコア盤サントラが発売されました。
約1時間のたっぷりとした収録時間で、ハーマンの強烈な音世界を堪能することができます。
なお、CDに挿入されている歌モノは、ハーマンではなくJimmy Van Heusenという人が手がけたものということです。


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