FRITZ THE CAT
監督: ラルフ・バクシ
音楽: エド・ボーカズ、レイ・シャンクリン
声の出演:(その辺の素人使ってるという噂、ホント?)


これ、アメリカでは成人指定を受けちゃったアニメだそうで、
日本では普通に公開されたものの、
日本公開時のコピーは、「革命だ!頭の固い君たち! 今は昨日の今じゃない…… 
自由を愛する天才詩人フリッツの 強烈な個性と行動力が 現代の袋小路をつき破る 〈ポスト・ポルノ〉のスーパー・アニメ!」
なんてことになってます。
擬人化した猫のフリッツ(大学生で詩人という設定)が主人公で、ニューヨークを舞台に当時の風俗を風刺したような
エピソードがいろいろと出てくるようです。
実は本編を観たことが無いのですが、結構毒のある辛辣なアニメみたいで、
ふつうにドラッグが出てきたり、乱交プレーが出てきたりします。
従来のアニメとは正反対な不健全でアングラなアニメのようです。
笑いもあるようですが、皮肉たっぷりだそうです。
どんなのか観てみたい気もしますが、
アニメは途中でギブアップして観るのをやめちゃうことが多いので、
ちょっと二の足を踏んでます。



音楽は、一応、エド・ボカーズとレイ・シャンクリンとなってますが、
ボ・ディドリー、ビリー・ホリデイ、バーナード・パーディ、コーネル・デュプリー、チャック・レイニー、カル・ジェイダー等々蒼々たるメンバーが参加した楽曲によって構成されたレア・グルーヴ・アルバムとなっています。
特に、全編で活躍するバーナード・パーディ(ds)のタイトでファンキーなドラミングが素晴らしい。
バーナード・パーディといえば、ソウル系を中心に、ジャズ、ファンク、R&B、果てはロックまで、
なんでもやっちゃう、うねるビートに定評のある黒人天才ドラマー。
サントラで、ここまで彼のドラミングが堪能できる盤は他に無いでしょう。
中でも、メリル・サウンダースとエド・ボカーズの共作となる「The Riot」でのドラミングのカッコいいこと。
本編観て無くても、アルバムとして十分堪能出来るグルーヴィーな1枚です。
サントラCDは、日本盤が現在も入手可能と思われますが、
どうやら廃盤なのか、たまにちょっぴりプレミアが付けられている盤を見かけます。
アニメなので、「セサミ・ストリート」みたいなジャケットになっていますが、
音は黒いうねりを持った大人なサウンドがちりばめられています。
グルーヴィーなサントラがお好きな方は、この盤を見かけたら、
ジャケに惑わされることなく、迷わず購入されることをオススメします。



本日の検索キーワード
Charles Earland "Black Talk"
Ed Bogas "The Riot"

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