AMMAZZALI TUTTI E TORNA SOLO
監督: エンツォ・G・カステラッリ
音楽: フランチェスコ・デ・マージ
出演: チャック・コナーズ、フランコ・チッティ、フランク・ウォルフ、レオ・アンチョリス、ケン・ウッド

1968年 イタリア/スペイン映画




平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・。




久々にマカロニ・ウェスタンのご紹介。
イタリアの職人監督エンツォ・G・カステラッリが手がけた南北戦争がらみのマカロニ・ウェスタン。

南北戦争が舞台なので、戦闘シーンもそこそこあって爆発や大砲が炸裂するなど、

戦争映画の雰囲気もあります(ないか(^^;))。
「マッド・ボンバー」の怪優チャック・コナーズが主役を務めています。

ストーリーは、腕利きのならず者たちが、南軍の将軍に雇われて北軍が持つ軍用金の強奪を図る・・・・というよくあるパターンのお話。

ならず者たちも、ナイフ投げの名人、怪力の持ち主、早撃ちガンマン、軽業師等、これまたいつのもパターンでそれぞれが得意技を持っています。

こんなマンガみたいな設定が、いかにもB級で微笑ましい。

マカロニ・ウェスタンの世界にはヒドい作品もたくさんありますので、

これからマカロニの世界を覗いてみようと思われる方は、

こういう作品から入って少しずつ免疫をつけていくのがよろしいかと思います。





音楽は、マカロニ・ウェスタンでは常連のフランチェスコ・デ・マージ。
この人が手がけたマカロニ・ウェスタンの主題歌にはラオールがよく登場しますが、
今回もこのおっさんが起用されています。
一度聴いたら忘れないラオールの野太くて男臭い声と豪快なメロが相まって、

かなりダイナミックなマカロニ・ソングに仕上がっています。

主題歌は、英語版とイタリア語版があるのですが、イタリア語版は日本人のおっさんが聴くと、「コメマ~イ、コメマ~イ、チ○ポ出せ~」と歌っているように聴こえてしまいます。

「空耳アワー」はさておき、劇伴はマカロニ・ウェスタンの中では比較的オーソドックスなサウンドで、アメリカ製西部劇のスコアに近い雰囲気を持った曲が多いように感じます。

いかにもマカロニ調なパイプオルガンやエレキギターが鳴りまくるギラギラとした雰囲気の曲はありません。

オーソドックスで抑制の利いたクールなスコアの中に、たまにアクセントとしてミュートを効かせたエレキギターが入ってくる感じです。

サントラは、長らく完全盤は発売されませんでしたが、
この度、伊BEATレーベルから23曲入りの長尺スコア盤が発売されました。
例の主題歌もイタリア語バージョンと英語バージョンの両方がしっかり入っています。
ただ残念なのは、限定500枚なのとモノラル音源だということ。

それを我慢すればなかなか聴きどころの多いスコアです。



・・・と、ここまでが過去記事。

ダウンロード版は発売されていないようですが、CDは中古盤を中心にまだ入手可能なようです。





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