ANY WHICH WAY YOU CAN
監督: バディ・ヴァン・ホーン
音楽: スナッフ・ギャレット、スティーヴ・ドーフ
出演: クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック、ジェフリー・ルイス、ウィリアム・スミス、ハリー・ガーディノ、ルース・ゴードン、マイケル・キャヴァノー、ビル・マッキーニー
1980年 アメリカ映画


平日の過去記事再編集シリーズ・・・




イーストウッド版「トラック野郎」の第2弾。

前作「ダーティ・ファイター」がヒットしたことから製作された2作目ですが、

これあんまりヒットしなかったようで、「2」で打ち止め、「3」は製作されませんでした。

「ダーティ・ハリー」シリーズのようにはいかなかったようです。

監督は、役者でもあるバディ・ヴァン・ホーン。

あんまり評判が良くなかったのか、監督作品はこの映画と「ダーティ・ハリー5」ぐらいじゃないかなあ。

確かにユルユルの展開と前作と変わり映えしない物語の展開は新鮮味はありません。
まあでも、イーストウッド一座の同窓会みたいな映画だと思えば腹も立ちません。

個人的には結構楽しめました。

前作に引き続いてオラウータンのクライドも大活躍。





音楽監修はスナッフ・ギャレットとスティーヴ・ドーフ。

劇中、ソンドラ・ロックが歌う歌の作曲なども手がけています。

サントラは、前作同様に歌モノの企画盤しか出ていませんが、
イーストウッドの趣味が全開のカントリー&ウェスタンアルバムになっていて、

歌モノ盤とはいえ、凡庸な既成ポップスの寄せ集め盤とは一線を画す内容になっています。

本編は前作の焼き直しで、手抜きとも言われかねない内容でしたが、

サントラは逆にパワーアップしています。

まず冒頭にレイ・チャールズとイーストウッドのデュエットが入っているところから驚きです。

主題歌も、カントリー界のビッグ・ネームのグレン・キャンベル。

この他にもファッツ・ドミノ、ジョニー・ダンカン等々ベテランが揃ってます。
ついでに今回もソンドラ・ロックに2曲も歌わせちゃっています。
イーストウッドは、この時期「ダーティ・ファイター」、「ブロンコ・ビリー」といった
この手のカントリー&ウェスタンなサントラをいくつか制作していますが、

どれも大手のワーナー系列から発売されたにも関わらず、本作品を除いてことごとくCDになっていない。

1枚の収録時間が短いので、2in1で出してもらえるとお得感も大きいと思うのですが・・・。

出ないかなあ。

本作品も、LPが廃盤になってから長らくCD化されませんでしたが、米Vareseレーベルから突如CDが発売されました。

増曲なしなので、あっという間に聴き終わってしまいますが、これはうれしいCD化でした。

この勢いで、1作目「ダーティ・ファイター」、「ブロンコ・ビリー」もCD化か?

と期待したのですが、それっきりでした。

ちょっと、残念。





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