LE TRANSPORTEUR 3
監督: オリヴィエ・メガトン
音楽: アレクサンドル・アザリア
出演: ジェイソン・ステイサム、ナタリア・ルダコーワ、フランソワ・ベルレアン、ロバート・ネッパー、ジェローン・クラッベ、アレックス・コボルド、ヤン・サンベール、エリック・エブアニー
2008年 フランス映画


過去記事をほぼ手を加えずそのまま再掲するアーカイブシリーズ・・・・・




リュック・ベッソン製作、脚本によるフレンチ・アクション・シリーズ第3弾。
実は、このシリーズ結構好き。
いかにもB級な作りがいい。
始めから開き直って作ってる感じがあるので、観てるこっちも気持ちいい。
劇場で観るかと言われると「?」だけど、お茶の間やDVDで観るには最高で。
ジェイソン・ステイサム演じるフランクと黒のアウディ?のカー・アクションも好調。
今回は荒唐無稽度が増していて、奪われた自分の車を自転車で追っかけて取り返す、なんてマンガみたいなシーンもあります。
すっかりフランクのお友達になっちゃったフランス警察の警部のコミカルな演技もいい。
ただなあ、今回のヒロインはヒドイなあ。
ソバカスだらけで性格も悪い、
とても大臣の娘には見えない「ビッチ」系。
でも、観てるうちにこの「ビッチ」な子がだんだん可愛らしく見えてくるから、映画って不思議なもんです。
そして、今回も怒濤のカー・アクションと香港アクション譲りのカンフー・ファイトシーンがたっぷりを楽しめます。
今回のストーリーは、フランクが拉致され、依頼人によって腕に特殊なブレスレットをはめられてしまいます。
そのブレスレットは、車から20メートル離れると爆発するというシロモノ。
ブレスレットを装着されたまま、依頼人から仕事を依頼されるフランク。
助手席には見知らぬ赤毛の女が乗っていて、その女と一緒に目的地まで行くことになる・・・・・・というようなお話。
今回は、ラストもほんわかとした気分になれる終わり方をします。


音楽は、アレクサンドル・アザリア。
前作に引き続いての登板です。
テーマ・モチーフも前作のものを引き続いて使ってます。
このテーマ、前から思ってるんだけど、何かの映画のテーマに似てるんだよなあ。
デジャヴかなあ。
スコア全体を通じて、どちらかといえばアンダースコアにシフトした内容で、
スピード感溢れるスリリングなトラックは2、3曲ぐらいかなあ。
テーマ・モチーフが劇伴であんまり顔を出さないのがちょっと不満。
今回は、残念ながらフル・スコア盤はありません。
前作は、フランス国内でスコアだけの盤が発売されてましたが、
さっさと廃盤になってしまい、残念な思いをしたものです。
でも、今回もスコアに重点が指向されていて全17曲中、歌モノは6曲のみ。
そのうち1曲は、テーマ・モチーフをバックにあしらったテクノ?ブラック系?なトラックで良心的。
テクノと言えば、Birdy Nam Namというアーティストのテクノ・トラックがなかなかいい。
最近はクライム系のアクション映画といえば、
ヒップホップの既成曲を使う傾向があって、おっさんは苦手なのですが、
このサントラには入ってなくて一安心。
The Stoogesの”I Wanna Be Your Dog”なんかが入ってて、
むしろロックおじさんとしてはポイント・アップ。




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