CENTURION
監督: ニール・マーシャル
音楽: アイラン・エシュケリ
出演: マイケル・ファスベンダー、ドミニク・ウェスト、オルガ・キュリレンコ、ノエル・クラーク、リーアム・カニンガム、デヴィッド・モリッシー、リズ・アーメッド、JJ・フィールド、イモージェン・プーツ
2010年 イギリス映画


R15モノが定番の過激な監督ニール・マーシャルが描くバイオレンス史劇。
今回も、手が飛んだり、首チョンパがあったり、血ドバドバのオンパレードです。
この監督、題材が何であれみんな血がドバドバ出て、
ワイルドな女が出てくる映画にしちゃうみたいです。
ローマ帝国軍inイングランドという趣の作品で、
北ブリテンに駐屯中に全滅したローマ帝国第9軍団を題材に、
蛮族ピクト人との壮絶な戦いを描いた映画。
ストーリーは、侵攻したブリテンで駐屯中のローマ帝国第9軍がピクト人の襲撃を受け、
壊滅的な打撃を受け、将軍を拉致されてしまいます。
生き残った7人の兵士は捕らえられた将軍を救出に向かうが、
将軍の救出に失敗、その上撤退する途中で蛮族のリーダーの息子を殺してしまったことから、
蛮族から追われるハメになり、生き残りを賭けた逃避行が始まる・・・というようなお話。
ローマ帝国の兵士に扮する主演のマイケル・ファスベンダーとドミニク・ウェストは、
同じようなソードアクション「300」にも出てました。
あ、あっちはスパルタ軍で半裸だったか(^_^;)
動物的なカンと抜群の運動神経を持つ追っ手の女戦士を
「007/慰めの報酬」のオルガ・キュリレンコが演じています。
これが、めちゃくちゃワイルドな雰囲気で、
ほとんど野獣の顔です。
SMチックでワイルドな女性がお気に入りの方は是非どうぞ。
但し、今回のオルガはお○ぱいは出しません。


音楽は、「ハンニバル・ライジング」のアイラン・イシュケリ。
同じくR15の新作「キック・アス」の音楽もこの人が手がけています。
戦いを表現するモチーフは、かなり重いけどそこそこメロがあります。
なんとなく、エルマー・バーンスタインの「レマゲン鉄橋」みたいな部分が出てきます。
ホルンやストリングスが印象的な重厚なスコアで、
ゆったりとしたリズムはホルストの「火星」やハンス・ジマーの「グラディエイター」のオープニングスコア(似たようなもんか(^_^;))を彷彿とさせます。
この監督の作品に共通する「暗いシーン」が多く、スコアもあんまり晴れやかではありません。
でも、その分重厚な味わいがあり、迫力は十分です。
鼓童を思わせるドコドコサウンドも出てきます。
ブリテンが舞台なので、ケルティックな楽器を使ったアイリッシュな雰囲気のスコアもあります。
演奏は、ロンドン・メトロポリタン・オーケストラ。
オケ主体のスコアで、聴き応えは十分です。
意外な拾いモノかも。
バーバリアン・サウンドを欲している人にはオススメのスコアです。
サントラは、マイナー作品のサントラをいろいろ発売しているMovie Score Mediaレーベルから発売されています。


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