GOTT MIT UNS
監督:ジュリアーノ・モンタルド
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:リチャード・ジョンソン、フランコ・ネロ、ラリー・オーブレイ、ヘルムート・シュナイダー、マイケル・グッドリフ
1969年 ドイツ/イタリア映画

劇場未公開でテレビで放映されただけの作品。
ビデオも発売されてないんじゃないかと思いますが、知ってる方いらっしゃったら教えて下さい。
観たことが無いので、詳しいことは分かりませんが、
第二次世界大戦中、戦争がイヤでドイツ軍から脱走した兵士が捕まって銃殺刑に処せられるまでを描いた作品のようです。
これだけでも、かなり重い作品という印象が強いです。
単純明快な勧善懲悪型戦争アクションとは様子が違うようです。
監督は、「死刑台のメロディ」や「盗みのプロ部隊」のジュリアーノ・モンタルド。
本作も死刑を扱っているので、「死刑台のメロディ」の戦争版という感触もあるのかな。
監督がしっかりしているので、この映画はパチモン・マカロニ・戦争映画とは一線を画します。
真っ当で真面目な作品だと思われます。
主演は、「ラスト・コンサート」や「サンゲリア」といった節操もなく様々なジャンルに挑戦する(^_^;)リチャード・ジョンソンに、マカロニ・スターのフランコ・ネロ。
オリジナル・タイトルは、ドイツ語で「神は我らと共に」という意味。
プロイセン王家ホーエンツォレルン家に伝わる標語だそうで、
第2次世界大戦中、ドイツ国防軍のベルトのバックルにこの言葉が書かれていたようです。


音楽は、大御所エンニオ・モリコーネ。
モリコーネの戦争映画は、あんまりコテコテのミリタリー調は期待しない方がいいようです。
本作もそんな1枚です。
テーマ曲は、いかにもモリコーネな定番甘メロサウンド。
戦争ものとは思えない美しさです。
メロを奏でる楽器には、なんだかぶっ壊れて音程が外れたピアノのような鍵盤楽器が使用されています。
バックはクラシックギターの上品なアルペジオ。「ディア・ハンター」を想起します。
危うげな音階の旋律が美メロをさらに引き立てています。
劇伴は、「Lontano」と題されたメインテーマをモチーフにしたヴァリエーションを始め、
いつものストリングス中心のサスペンスチューンや
アバンギャルドな現代音楽風のスコアが入っています。
お馴染みのエッダのスキャットもフィーチャーされており、いつもの巨匠の定番サウンドを楽しむことができます。

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