CHI L'HA VISTA MORIRE
監督: アルド・ラド
音楽: エンニオ・モリコーネ
出演: ジョージ・レーゼンビー、アニタ・ストリンドバーグ、ニコレッタ・エルミ、アドルフォ・チェリ、ドミニク・ボシェロ、ローズマリー・リント、アレッサンドロ・ヘイベル
1972年 イタリア映画


久々にジャーロものを紹介します。
何だかヘンテコな邦題ですが、お察しの通り劇場未公開作品です。
ストーリーは、父親を訪ねて小学生の娘がベニスにやってきますが、
父親が愛人と過ごしている間に娘は何者かに誘拐され殺害されてしまいます。
自責の念に駆られた父親は別れた妻と一緒に犯人捜しを始めるが・・・・・というお話。
一言で言うと、子供ばかりを狙った連続殺人鬼と子供を殺された父親との戦い、というところです。
水の都ベニスを舞台にしたジャーロもので、未公開のくせにヨーロッパでは結構評価の高い作品です。
この映画、なんと1回だけ007やって降ろされたジョージ・レーゼンビーが主演してます。
でも、「女王陛下の007」の時とは雰囲気が全然違うので、多分そう言われるまで誰も気が付かないと思います。
殺される娘役に「サスペリア2」にも出ていた子役ニコレッタ・エミル。
この子の見た目のインパクトはすごいなあ。
そして監督は、なんと「ヒューマノイド/宇宙帝国の陰謀」のアルド・ラド。



音楽は、巨匠エンニオ・モリコーネ。
ジャーロものだろうがパチモンSFだろうが、巨匠はしっかりスコアを書いてくれます。
本作は、元気の良すぎる少年少女合唱団がシャウトする強烈な主題曲がインパクト大。
一聴したところでは、明るいんだか暗いんだかよく分からない曲ですが、
聴いてるうちにヤバイ雰囲気を醸し出してくるので、結局、ブキミさが増幅され、
耳にこびり付いて離れなくなります。
これはいかんわ、気色悪い。
でもこの気色悪さが本編を上手に盛り立てています。
さすが巨匠。
もうやめて~(T_T)の一歩手前で寸止めにしてます。
スコアとしてもクオリティも高くサントラもイタリアでCD化されるのでしょう。
日本でもAvanzから本作のスコアを含むコンピレーション盤が出ました。
本国イタリアではDigitmoviesレーベルから本作単独でCDが発売されていますが、
ボーナス・トラック等は無しで、LPと同内容になっています。

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