DEMONOID
監督: アルフレッド・ザカリアス
音楽: リチャード・ギリス
出演: サマンサ・エッガー、スチュアート・ホイットマン、ロイ・キャメロン・ジェンソン、ナルシソ・バスケッツ、エリカ・カールソン、ルー・サンダース、ハジ・キャット
1981年 アメリカ/メキシコ映画


うちのブログでは、カスものといえばパチモン王国イタリアのC級映画ばかりを紹介してきましたが、
たまにはアメリカ+他国系のカスものをご紹介します。
南米で発掘された遺跡の中に悪魔を封印した箱があって、
だれかさんが誤って開けてしまって、悪魔が飛んで出て人にどんどん乗り移って悪事を繰り返す・・・・というつまんないお話です。
人に乗り移った悪魔が悪事をはたらくのですが、ヤバそうになると次の宿主を捜すため何故か自分で手首を切り落として、
手首が勝手にノソノソ動き出して次の憑依先を探すという、ユニークというかなんというかヘンテコな設定になっています。
ちょうど、エイリアンが次々と乗り移る先を探す「ヒドゥン」みたいなもんです。
(念のためお断りしておきますが、あんなに面白くないので早まって中古ビデオ探したりしないように。)
主演は、こんな映画なのにサマンサ・エッガーにスチュアート・ホイットマン!・・・・でも後が続かない。
2人以外は知らない役者ばっかり。多分、その他はメキシコの俳優さんなんでしょう。
サマンサ・エッガーとスチュアート・ホイットマン、よくこんな映画の出演OKしたよなあ。
ホラーなんですが、カーチェイスや銃撃戦があったり、
オープニングからいきなりポロリがあったり、一応サービスしてるつもりのようです。
こんな作品なので、もちろん本邦劇場未公開です。
大上段に構えたビデオ・タイトルが素敵です。


音楽は、リチャード・ギリス(誰だ、それ)
オープニングは、ジョン・カーペンター調のモニョモニョしたシーケンサー音がウザいシンセ・ミュージック。
メイン・タイトルも、小編成の楽団で演奏される、劇伴の域を出ない貧相なスコア。
モチーフらしいものがありません。
ホラーな雰囲気は、オルガンとバイオリンが担当。
雰囲気で作ってる感じのスコアです。
手悪さしてたら出来ちゃった的な音で、かえって劇伴の方がまともだったりして。
一番まっとうなカーチェイス・シーンのスコアは、チャカポコ・ギターのレア・グルーヴ系なんですが、
どさくさに紛れて木琴が入ってなんだかお茶目な感じになっちゃうところがヒドイ。
こんなスコアなので、お察しのとおりサントラなんか出てません。
こんな映画のサントラ出すレーベルがあれば、是非お目にかかりたいものです(^_^;)



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