SUBWAY
監督: リュック・ベッソン
音楽: エリック・セラ
出演: クリストファー・ランバート、イザベル・アジャーニ、リシャール・ボーランジェ、ジャン・レノ、ジャン=ユーグ・アングラード
1984年 フランス映画


「最後の戦い」でデビューしたリュック・ベッソン監督の2本目となる作品。
パンクな髪型のクリストファー・ランバートとイザベル・アジャーニの掛け合いが素敵な1本。
アクションシーンは、冒頭のカーチェイスが目を引きますが、
その後の地下に潜ってからのお話はあんまりアクションを期待しない方がいいでしょう。
この映画って、SF?アクション?コメディ?と、カテゴライズするのにちょっと困ってしまう作品です。
ストーリーは、近未来を舞台に、企業秘密を盗んだ男が追っ手から逃れるために地下道に潜り込みます。
・・・・アクションっぽいのはそこまで。
後は主人公と地下道に住む風変わりな住人たちとの交流が描かれます。
SFアクションとしてよりも、ミニシアター系映画と思って観始めたほうが楽しめます。
ランバートもカッコいいですが、イザベル・アジャーニが相変わらず美しい。
リッキー・リー・ジョーンズの「Lucky Guy」をラジカセで流しながら、
地下鉄構内で踊る2人のシーンがとても印象に残ります。
ベッソン監督作品ということで、ジャン・レノもしっかり出てます。
ベッソン監督、最近はすっかり製作者にまわっちゃって、
自分じゃファンタジーとかアドベンチャーばっかり撮ってるみたいです。
最新作も「アデル/ファラオと復活の秘薬」って作品。
この手の映画、最近流行りなのか、結構多いのでなんか観る気がしなくて・・・・。
面白いのかなあ。



音楽は、ベッソン監督との息の長いコラボで知られるエリック・セラ。
元々バンドマンだったこともあって、ロックなフィーリングな曲が結構入ってます。
冒頭のカーチェイスシーンのスコアから快調に飛ばします。
本編では、主人公が運転する車のカーステから流れるロックという設定になってます。
フレットレス・ベースやブニョブニョのシンセ、「グレート・ブルー」の劇伴の原形のような曲もあります。
透明感のある独特の音遣いもいい。
歌モノ「it's only mistery」もしっかり収録。
エリック・セラって、曲作りのセンスはいいんだけど、
歌がなあ・・・・・・、しゃがれ声でなんかカッコ良くない。
幸い本作は、Arthur Simmsなるシンガーに歌わせてます。
そのためか、かなりいい出来映え。
「グレート・ブルー」や「007ゴールデン・アイ」にも素敵な歌モノが入ってるんだけど、
自分で歌っちゃってるから良さが半減。
歌うのは他の人に任せた方がもっといい曲になったんじゃないかと・・・・・。
個人的には、彼は自分では歌わない方がいいんじゃないかなあと思います。


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