MOM AND DAD SAVE THE WORLD
監督: グレッグ・ビーマン
音楽: ジェリー・ゴールドスミス
出演: テリー・ガー、ジェフリー・ジョーンズ、ジョン・ロヴィッツ、エリック・アイドル、キャシー・アイアランド、ドワイヤー・ブラウン、タルマス・ラスラーラ
1992年 アメリカ映画


ビデオスルーしたあとで、ちょっぴり劇場公開されたおバカ系SFコメディ。
ストーリーは、よその惑星の悪の皇帝が、地球の主婦に一目惚れ、ドライブ中だったダンナもろとも光線で引っ張り上げて、
だんなを始末して主婦を花嫁にしようとするが、だんなが奮闘して皇帝をやっつける・・・・というアホなお話。
悪の皇帝がモンティ・パイソン一派のエリック・アイドルで、皇帝に見初められる主婦がテリー・ガーっていうのが大笑い。
テリー・ガーって、このころもう40代後半だけどなあ。
出てくるキャラも変なのばっか、犬人間とか人食いキノコとか、魚の頭とか・・・。
着ぐるみ系のクリーチャーを始めとするわざと安く仕上げたSFXが笑えます。
カラフルでポップな衣装デザインが意外に面白い。
監督のグレッグ・ビーマンはTVの仕事が多くて、あんまり知られてないみたいだけど、
実はTVシリーズ「HEROES」の製作総指揮を手がけている人。
そういえば、製作のマイケル・フィリップスなんて「未知との遭遇」や「タクシー・ドライバー」の製作を手がけた人でした。
全編おバカな映画ですが、意外に豪華なスタッフで作られた作品です。




音楽は、巨匠ジェリー・ゴールドスミス。
巨匠がなんでこんな映画に登板したのか不思議ですが、
巨匠ったら真面目なんだから、至って真っ当なスコアを提供しています。
バカ映画なのに、手抜きは一切なし。
惜しげもなく美メロの愛のテーマを提供したり、演奏はナショナル・フィルだったり、
さすが太っ腹。
この頃の巨匠は、メロドラマとか人間ドラマとかの仕事が多くて、
往年のアクション・スコアに飢えていた僕は、
コメディだって聞いたけど、やっぱりSFということで思わずCDに手を出したのを思い出します。
残念ながら、怒濤のスペオペ「燃え」スコアを期待するとがっかりしますが、
SFコメディのスコアとしてはなかなかのもの。
ただ、アクション・スコアでせっかくズンズンと「燃え」かけたところで、
すぐにフニャ~ンと曲調が変わってしまうところは、
歯がゆい思いがします。
まあ、コメディだから仕方ないか。
でも、「スペース・ボール」みたいに、せめて「お笑い」+「燃え」系のメイン・タイトルぐらい用意しておいて欲しかったなあ。


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