JUGGERNAUT

監督: リチャード・レスター
音楽: ケン・ソーン
出演: リチャード・ハリス、オマー・シャリフ、シャーリー・ナイト、アンソニー・ホプキンス、イアン・ホルム、デヴィッド・ヘミングス、クリフトン・ジェームズ、フレディ・ジョーンズ

1974年 イギリス映画




平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・




70年代は一見地味ながら、見応えのある英国製アクション映画がいくつか作られましたが、
本作などはその代表格ではないでしょうか。
子供の頃、「月曜ロードショー」で観て、ほんと面白かったのを覚えています。
あれからまともに観たことないので、久しぶりにDVDで観てみようかなあ。
ストーリーは、豪華客船ブリタニック号にドラム缶爆弾が仕掛けられ、これを解除するため爆弾処理班が投入される・・・というお話。
リチャード・レスターの映画って、当たりはずれがあるようですが、
この映画は大当たりです。
キャストも今考えると超豪華。
まあ、主役がリチャード・ハリスですから、面白くないハズがない。
(かなり主観が入ってますが・・・・)
渋さ抜群の骨太な第一級サスペンスで、
僕の中では爆弾処理モノでは本作を越えるものはないかと・・・・。
「ハートロッカー」をまだ未見なので、そのうち考えが変わるかも知れませんが、
とりあえず、今のところはこの映画が一番。



音楽は、ケン・ソーン。
この人、あんまりサントラに恵まれなかった人で、
サントラ盤が発売されたものってほんと少ない。
でも、最近になって、「スーパーマン2」、「スーパーマン3」がめでたくフルスコアでCD(BOXもの)になって、
ピンク・パンサー・シリーズの鬼っ子「クルーゾー警部」までCDになって、
遂に本作までCDになっちゃうなんて。
ほんといい時代になりました。
米Kritzerlandレーベルから、たったの1000枚限定ですが、これは快挙です。
同じく彼が手がけた「不思議な世界・未来戦争の恐怖」とのカップリング仕様になっていて、
本作からは8曲が収録されています。
基本的にアンダースコアに徹したスコアで、
メイン・タイトルらしいものは・・・・「愛のテーマ」みたいな悲しげな曲、あれかなあ。
サスペンスを盛り上げるスリリングな劇伴は、
「プパピィ~、ジャジャジャン、ジャジャジャン」の繰り返しで、
なんだか現代音楽のニオイが感じられる単調なスコアですが、
これが実はカッコいい。
シンセ(電子音程度の使い方ですが)も挿入されているなかなかの意欲作です。
残念なのは、音源がモノラルなこと。
ケン・ソーンが個人的に持ってたテープからの発掘音源らしいです。
なお、エンド・タイトルはテープにも無かったので、
DVDから落としてきたとか。
イントロに波の音が入ってます。




と、ここまでが過去記事。

残念ながらこの作品はダウンロード版がありません。

ケン・ソーンのスコアって、CDではいろいろと発掘音源が出たけど、ダウンロードがほとんど無いんだよなあ。



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