FADE TO BLACK
監督: ヴァーノン・ジンマーマン
音楽:クレイグ・セイファン
出演: デニス・クリストファー、リンダ・カーリッジ、ティム・トマーソン、モーガン・ポール、グウィン・ギルフォード、ノーマン・バートン、ジェームズ・ルイジ
1980年 アメリカ映画


へんてこな映画というのは、すぐ「カルト」という形容詞が付くようで、この作品もそんな1本。
一部で熱狂的なファンをもつ一方で、「退屈」だとか「つまんない」という評価も受けちゃう作品。
映画オタク(最近は「ヲタ」って書くのか?)のお兄さんが、オタクが高じて往年の名作映画の登場人物と自身を重ね合わせるようになって、
いろんなキャラの扮装で次々と殺しを重ねていくというスリラー。
主人公が劇中で演じるドラキュラ伯爵、ガンマン、モンスター、ギャング等が印象的です。
一応、1981年のアヴォリアッツ・ファンタスティック映画祭批評家賞を受賞してます。
僕は昔この映画を1度観たきりですが、主人公のオタクぶりについていけず、
あんまり好きになれなかったのを覚えています。
コスプレとか全く理解できんし、ラストも後味悪いし・・・・。
この年でもう1回見直したら、印象変わるかもしれませんが、
どうなんでしょう。



音楽は、クレイグ・セイファン。
B級作品が多く、個人的にはけっこう好きな作曲家。
「ラスト・スターファイター」や「レモ/第1の挑戦」等、キッチュで安っぽいオケ・サウンドが素敵です。
テーマ曲は、アンダーワールドの"Born Slippy"のようなエフェクトのかかったピアノが印象的な曲。
エンド・タイトルでは、このメロディにMarsha Huntという女性シンガーの歌がかぶります。
基本的に小編成のオケとバンドで演奏されたスコアで、
バンド演奏だけの8ビートな曲もあります。
残念なのは、クレイグ・セイファンが持ってたオリジナル・マスター・テープから収録したのだと思いますが、
全編にわたってモノラル録音なこと。
まあ、たったの500枚限定のプロモ盤なので、陽の目を見ただけでもめっけモノと思わなくては(^_^;)
余談ですが、このサントラ、ジャケは100%再生紙使用だそうです。
光沢のあるジャケなのですが、これならリサイクルでも全く問題ありません。
なんともエコなサントラだ。



よろしかったら、ポチッとお願いします(^o^)
  ↓
にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ
にほんブログ村



<エンタメ・プライス> フェイド TO ブラック [DVD]/デニス・クリストファー,リンダ・カーリッジ,ティム・トマーソン

¥2,400
Amazon.co.jp