DRAG ME TO HELL
監督: サム・ライミ
音楽: クリストファー・ヤング
出演: アリソン・ローマン、ジャスティン・ロング、ローナ・レイヴァー、ディリープ・ラオ、デヴィッド・ペイマー、アドリアナ・バラーザ、チェルシー・ロス、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ
2009年 アメリカ映画
平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・。
サム・ライミが久々にホラーのフィールドに戻ってきた感のあるホラー。
あえてコメディと書いたのは、真面目に撮ってるのか、ふざけてるのか分からないシーンが多いので。
この映画のグロ描写はかなり悪趣味です。
ヒロインに悪魔の呪文をかける老婆(これがローナ・レイヴァーだなんて・・・)の汚らしさといったら・・
口の中から汚い入れ歯を外す時、ヌチャ~っとネバネバが付いてるし、
ヒロインとの格闘シーンでは、入れ歯が抜けたパフパフの口で、
ヒロインのあごにカプリと食いつくし、口からはなんか変な色の液体が出てくるし、もうメチャクチャです。
ご飯食べながら観ると最悪な映画です。
ストーリーは、銀行で融資担当をやってるヒロインの元へ、怪しげな老婆がやってきて、
家が差し押さえられるから不動産ローンの支払いを待って欲しいと懇願します。
しかし、次長職昇進を目指す彼女は、老婆の申し出を拒絶したことから、老婆の恨みを買ってしまい、ついには3日後に地獄へ落ちるという呪いをかけられてしまう・・・・というお話。
グレッグ・ニコテロの特殊メイクも、ゴア描写というよりは気持ち悪さを全面に押し出した仕事。
この映画、画面に向かって物が飛んでくるようなシーンが何度も出ますが、
劇場公開時は3Dだったのでしょうか。
音楽は、クリストファー・ヤング。
この人は、B級映画を担当することが多いのですが、
案外メロディアスな曲を書くので、印象に残る作品が多いように思います。
本作品のようなホラーは、この人が得意とする分野で、生き生きと仕事をしているように思えてしまいます。
面白いのは、まるでダニー・エルフマンのようなスコアになっていること。メイン・テーマは、バイオリンがリードを取るダイナミックで古典的なホラーを感じさせるフルオケスコア。
古さの中にも今風のアプローチも感じられるところがミソ。
コーラスもそれっぽくてなかなかよい。
あちこちに印象的なメロを持ったフレーズが飛び出すので、聴いてて飽きさせません。
墓地でのシーンのスペクタクルなスコアは、この人が手がけた「ヘル・レイザー」にソックリで思わずニヤリとさせられます。
やっぱり、この人はこの手のB級ホラーが一番合ってるのかも知れません。
フルオケのパワフルなスコアで好感が持てます。
サントラは、CDが発売されてます。
・・・と、ここまでが過去記事。
CDは現在では入手が難しいようですが、ダウンロード版が発売されています。
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