2012
監督: ローランド・エメリッヒ
音楽: ハラルド・クローサー、トマス・ワンダー
出演: ジョン・キューザック、キウェテル・イジョフォー、アマンダ・ピート、オリヴァー・プラット、タンディ・ニュートン、ダニー・グローヴァー、ウディ・ハレルソン、モーガン・リリー、ジョージ・シーガル
2009年 アメリカ映画


「でっかいモノ」&「破壊モノ」好きのローランド・エメリッヒ監督が遂に地球破壊に挑戦したSFパニック大作。
「デイ・アフター・トゥモロー」で飽き足りず、とうとう地球規模で大破壊を映像化してしまいました。
行き着くとこまで行っちゃって、もうこれ以上ぶっ壊すもんないだろうって感じです。
マヤ文明では2012年に地球が滅ぶという予言があり、これに基づいた天変地異をスペクタクルに描いています。
ストーリーは、インドの科学者が天変地異の予兆を発見、
世界の首脳陣や一部の金持ちはと地球崩壊のその日に向けた準備を着々と進めます。
一方、バツイチの売れない小説家は、別れた妻から子供を預かって久々に親子でキャンプに出かけると、
そこでは、軍隊が何かを厳重に警備しており、森の中で出会った変な男から、
地球は滅亡に向かっていて、各国首脳は生き残るために巨大船を建造している、と聞かされます。
そして、間もなく世界崩壊を予見させる大地震がロサンゼルスを襲い、
小説家は別れた妻子たちを連れて、必死に逃げまどいながら、
生き残る方法を模索する・・・・というお話です。
ストーリーに、かなりご都合主義な展開が多々あるので、
ツッコミどころも多く、なんだかなあという気にもなりますが、
基本的に大画面で圧倒的なCGによるスペクタクル映像を堪能すれば十分の作品だと言えるでしょう。
確かに、映像はスゴイです。
うちの20型のTVではその凄さはあまり堪能できなかったので、
今度自宅に帰った時にまた観なおしてみようと思います。
でもなあ、なんで巨大船の建造場所が中国なんだろ。
なんか巨大市場中国でのヒットを狙って中国に媚びているようでやだなあ・・・・と思ってましたが、
よく考えたら世界で一番高い場所で建造するという趣旨なのかなあと思って、やっとこさ納得しました。
エベレストの近くなんだよなあ、巨大船を建造してたの。
それから、おじさんとしてはジョージ・シーガルが出てたのがポイント高し。
でも、エンド・クレジットが出るまで彼だと分からなかった。
劇中、豪華客船で弾き語りするじいさんデュオの片方の役だもんなあ。
往年のスターだって、うちの息子に言っても信じないだろうなあ。



音楽は、脚本と製作も手がけるハラルド・クローサーにトマス・ワンダーのコンビ。
ハラルド・クローサーって、もともと作曲家ではないのでしょうか、
この人のスコアはメロの部分がどうも弱い。
アクションシーンのスコアはそつなくまとめるんだけど、
ありがちなドラム&パーカッション・フレーズにコード進行のみのストリングス。
派手なくせにどこにメロがあるんだよ~という感じです。
この人のスコアも、どちらかと言えばブライアン・タイラー系です。
メロらしいものがあるのは、ラストシーンにつけられた感動的なスコアぐらい(これはなかなかいい出来)。
その他はほとんど印象に残りません。
まあ、映像がものすごいので、いちいちスコアまで覚えてる人はいないだろうということで、
メロの無いコード進行のみのカラオケスコアになっちゃったんでしょうか。
実際、僕も映像に気を取られすぎて、スコアの印象があまりない。
それでも、エンドクレジットぐらいスコアのダイジェスト版を流してもらいたかったなあ。
エンド・クレジットは、2曲の歌モノをつなげてそれで終わり。
しかも1曲目がどこにでもある普通のアメリカン・ロックで、これまたいただけない。
クレジットの後半を占めるはFiterの曲は、僕好みのハードなチューンだったので、
まあ許すかな。
サントラは、この2曲の歌モノも収録したフル・スコア盤が発売されています。



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