NON C'E DUE SENZA QUATTRO
監督:エンツォ・バルボーニ
音楽: フランコ・ミカリッツィ
出演: テレンス・ヒル、バッド・スペンサー、エイプリル・クロート、ネッロ・パザフィーニ、C・V・ウッド・Jr、ハロルド・バーグマン、デイリー・ライツ、ホセ・ファン・デ・カム
1985年 イタリア映画


平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・




テレンス・ヒル&バッド・スペンサーのコンビで製作されたマカロニ・アクション・コメディの1本。
この2人が出るこの手の作品は、ユルユルの作りがなんとも言えません。
大抵の人は、1本観たら飽きてしまいますが、ハマると何本も観たくなります。
僕は、「ミスター・ノーボディ」で、テレンス・ヒルのファンになり、
学生時代、このシリーズをかなり観た覚えがあります。
「ミスター・ノーボディ」のレベルを想像するとガッカリするようなお手軽なコメディばかりですが、
最初からカスもの、パチモンだと思って観ると腹もたちません。
かつて、レンタルビデオショップの店頭に「笑激のボンゴボンゴ島」とか「笑激のギャンブルマン」といったタイトルで並んでたので、
予備知識無しに、アメリカ映画だと思って誤って借りた人はたくさんいると思われますが・・・。
イタリア映画は、一度当たると同じメンツで2匹目、3匹目のドジョウを狙って、
これでもかと同系列の作品が生まれることで有名ですが、この2人のコンビで製作された映画は、
僕もハッキリ数えきりませんが、「風来坊」シリーズに始まって、ビデオ・タイトルに「笑劇の・・」と付けられた一連のシリーズ等々、
かなりの本数があります。
本作品は、「風来坊」から数えて8本目か9本目くらいになるのではないかと思います。
ストーリーは・・・実はあんまし覚えて無くて、いつもの2人がリオを舞台に大暴れするっていう
単に舞台が変わっただけの金太郎飴的コメディだった思います(かなりいい加減ですいません)
監督は、この2人とは「風来坊」からの付き合い、E・B・クラッチャーことエンツォ・バルボーニ。



音楽は、フランコ・ミカリッツィ。
この人は、ジャズ・グルーヴっぽいスコアを書く人で、
70年代パチモン・マカロニ・ポリス・アクションで、結構いい曲を残してます。
メロもしっかりしていて、アンジェリス兄弟のように作品毎にムラがありません。
この人のアクション・スコアはだいたい当たりです。
本作品は、一応アクション・コメディなので、この人で正解でしょう。
テレンス・ヒル&バッド・スペンサーのコメディ・シリーズは、
だいたいこの人かアンジェリス兄弟がやってるような気がします。
陽気なサンバ調の主題歌「Samba E Alegria」は、Robson JorgeとLincoln Olivettiが歌ってます。
ピーピーいうホイッスルや、「できるかな」のゴン太くんの声も入っています(^_^;)。
ソロで入るブリブリいうベースが、陽気な曲調に反して何げに攻撃的で強烈。
この主題歌をモチーフとして、ディキシーランド・ジャズ風あり、2ndバージョンあり、いろんなバリエーションを聴かせます。
基本モチーフのバリエーションで聴かせるスコア、さすが映画音楽の王道を行ってます。
フュージョン、ジャズ・グルーヴ寄りのスコアは今回も快調です。
サントラは、これまでもCDが出てましたが、この3月に伊BEATレーベルから長尺盤が出ます。
っていっても誰も買わないか。
ちなみに旧盤は、SUMIYAでは売り切れてました。




・・・と、ここまでが過去記事。

なんと、知らない間にダウンロード版が発売されていました。

収録時間は、Beat盤CDと同じです。







  

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