SESSOMATTO
監督: ディノ・リージ
音楽: アルマンド・トロヴァヨーリ
出演: ジャンカルロ・ジャンニーニ、ラウラ・アントネッリ、アルベルト・リオネロ、デュリオ・デル・プレト、パオラ・ボルボーニ
1973年 イタリア映画


ラウラ・アントワネッリの修道服の看護婦ショットが有名なイタリアン・セクシー・コメディ。
本国ではスマッシュ・ヒットを記録したそうですが、日本では劇場未公開。
ところが、後に渋谷系人気で火がついたのか、2004年にはDVDが日本でも発売され、
翌年には一部で劇場公開までされたラッキーな作品。
内容は、バカバカしい下ネタ満載の艶笑小話が9話も入ってお腹がいっぱいになります。
監督のディーノ・リージは、「ナポリと月のあなた」や「ナポリと女と泥棒たち」などのコメディ作品で知られる人。
ほんとたわいもないエロ話の連続なので、そのうち退屈しますが、
ファッションやインテリアは、かなりオシャレ度が高い。
ビジュアル的にはかなりファッショナブルな作品です。
ジャンカルロ・ジャンニーニは、この頃が一番脂の乗った時期だったのでしょうか、
本作以降、「流されて」、「イノセント」等の話題作に次々と主演することになります。
最近も、「007/慰めの報酬」や「ハンニバル」などに出てますが、
渋みを感じさせる存在感ある俳優になったなあと思います。
若い頃より今の方がいいかも。
おっさんもこういう老け方に憧れます。





音楽は、渋谷系が飛びつくアルマンドー・トロヴァヨーリ。
アクション映画大好きのおっさんとしては、「星空の用心棒」とか「ビッグ・マグナム」等がすぐ頭に浮かんでしまうようですが、
この人はどちらかと言えば、モンドでオシャレな曲調を得意とする人です。
テーマ曲は、渋谷系の間でもてはやされたのでかなり有名だと思います。
とってもグルーヴィーな曲で、12インチミックスまで出たと思います。
曲の構成は基本的に同じパターンの繰り返し。
黒人ファンクと一緒で、延々と同じことやってます(^_^;)。
途中で挿入されるオルガンソロがカッコいい。
若いお姉さんの笑い声や悩ましい喘ぎ声がバックにフィーチャーされています。
こういうコラージュは、モリコーネ作品でもあったなあ。
おっさんは、渋谷系が騒ぐまでこの映画存在もサントラも知りませんでした。
昨今、イタリアの未公開映画の音を手軽に入手できるようになったのは、やっぱり渋谷系のおかげです。
彼らのおかげで正統派のサントラ・ファンも恩恵をこうむったのは確かです。
彼らのようなサントラの聴き方は、正直なことろ理解出来ませんが・・・。
イタリアや日本でもサントラがCD化されましたが、極めつけは2007年に出た伊BEAT盤。
41曲も入って収録時間はCDの上限ギリギリの75分。
これはお得です。



・・・と、ここまでが過去記事。

現在では、LPも出ています。

それにしても、LPが復活すること自体は良いことなのですが、一枚5000円以上という全盛期の2倍以上もする値段に、おっさんは身構えてしまい、なかなか手が出ません😅





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