TERMINATOR 3: RISE OF THE MACHINES
監督: ジョナサン・モストウ
音楽: マルコ・ベルトラミ
出演: アーノルド・シュワルツェネッガー、ニック・スタール、クレア・デインズ、クリスタナ・ローケン、デヴィッド・アンドリュース、マーク・ファミリエッティ、アール・ボーエン、モイラ・ハリス、チョッパー・バーネット
2003年 アメリカ映画



平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・





「ターミネーター」シリーズの3作目。
本作品では、青年になったジョン・コナーの元へ女ターミネーターT-1000が送り込まれます。
基本的には前作の液体金属ターミネーターの女性、版という感じです。
そして、またまたジョン・コナーを救うために、シュワちゃんターミネーターが送り込まれます。
前作で回避されたかに思われた「審判の日」の脅威が再び持ち上がります。
基本的にはCGを駆使したひたすら破壊しまくるターミネーターの凄さに圧倒されますが、
ストーリーや主演者に魅力が乏しく、「2」に比べるとちょっと見劣りする印象を受けます。
ニック・スタールはどこにでもいそうな感じの青年だし、クレア・デインズもちょっと顔つきが変わってて最初本人だと気付かなかったなあ。
なんとなく似た女優さんだなあと思ってよく見たら本人でした。
ストーリー的にもちょっと単調な印象を受けました。
でも、さすがジョナサン・モストウだけあって、大ヒットした前作のプレッシャーにもめげず、
可もなく不可もなくという感じではありますが、そつなくまとめた手腕はさすがです。
この人、職人気質の監督なんだろうなあ。


音楽は、前2作のブラッド・フィーデルからマルコ・ベルトラミにバトンタッチ。
この人、「ダイ・ハード4.0」の時もそうでしたが、一応本家のテーマを尊重して使ってはいるのですが、
大半を自分のオリジナル曲で勝負しているところが潔くて素晴らしい。
本作では、最後の最後にあのテーマが顔を出しますが、ヒネリの効いたアレンジで個性を出しています。
(ただ、収録時間が短いのが難点。)
アクションシーンのスコアは、無機質でパーカッシブなインダストリアルサウンドをベースに、ガンガンな勢いで鳴らします。
なんとなく「アンダーワールド:レボリューション」の劇伴に似ています。
メロが希薄なので「ヒロイックな高揚感」は薄いですが、結構派手な鳴らし方をしています。
サントラ盤には、この人のスコア19曲に加えて、ボーナス・トラックとして2曲の歌モノ(どちらも知らない人)が入っています。




・・・と、ここまでが過去記事。

このサントラも現在ではダウンロード版が発売されています。