SLUMDOG MILLIONEAIRE
監督:ダニー・ボイル
音楽:A・R・ラフマーン
主演:デヴ・パテル、マドゥール・ミタル、フリーダ・ピント、アニル・カプーン、イルファン・カーン
2008年 イギリス/アメリカ映画


今年度アカデミー賞有力候補として話題のインド映画??‥‥・と恩ったら、「28日後‥・」のダニー・ボイルが監督した映画だったんですね、これ。
でもインド人ばっかり出てくるみたいなので、インド映画じやないかと誤解しても仕方ないか。
まあ、ほとんどのインド映画に必ず挿入されるミュージカル仕立ての歌が入ってないから、見ていればボリウッド作品との違いは分かるでしょうが‥‥。
なんでも、インドを舞台に貧民街出身の青年が一攫千金をかけてクイズ番組に出て、
次々と問題をクリアしていき最後の1問になったときイカサマ容疑で逮捕されて‥‥無実を証明するために青年は自らの生い立ちを語り始める‥‥というストーリーだそうです。
クイズ番組の勝ち抜きを軸に、ラブ・ストーリーやストリート・チルドレンの過酷な生活等が描かれるようです。
原作は、ヴィカス・スワラップという人の「僕と1ルピーの神様」という小説。
大河ドラマ風の作品とのこと、是非観てみたいなあ。
でも、この映画全くノーチェックだったなあ。
最近の映画ってあんまり本気でチェックしないから、知らない映画がアカデミー賞候補になることがよくあります。
なんか時代に取り残されちゃったアラフォーのおじさんは悲しいなあ(T_T)


音楽は、インド映画界の重鎮、A・R・ラフマーンが担当。
この人、日本で初めてよく知られるようになったのは「ムトウ踊るマハラジャ」の音楽からだと記憶しています。
若い頃からインド音楽に興味があった僕もこの「ムトウ」のサントラにはハマりました。
最近では、クレイグ・アームストロングと「エリザベス・ザ・ゴールデン・エイジ」のスコアを共作しています。
本作は、インド風味満点のエスニックで刺激的なスコアで、
インストもありますが、大半はA・R・ラフマーンとシンガー等のコラボによる歌モノになっています。
スパイスの利いたインド歌謡やノリノリのダンス・チューン、しっとりとしたバラード等々、カラフルでバラエティに富んだ内容です。
その中で、注目はイギリスで活動するスリランカ系タミール人、M.I.A.。
彼女とA・R・ラフマーンのコラボ曲はかなりいいですよ。
他に、Alka Yagnik、Ila Arun、Palakkad Sriram、Madhumitha Suzanne、Sonu Nigam、Alisha Chinnoi、TanviShah、
Sukhvinder Singhといった人たちがフィーチャーされています。
数年前から、ハリウッド作品にもインド系の音をフィーチャーしたサントラがボツボツ出てますが、
最近では、「インサイド・マン」の主題歌を思い出します。
あれは、カッコいい曲だよなあ。
あれも、Sukhvinder Singhをフィーチャーしていたような気が‥‥。

Slumdog Millionaire/Original Soundtrack

¥1,320
Amazon.co.jp