UNDER SIEGE 2
監督:ジョフ・マーフィ
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
主演:スティーヴン・セガール、エリック・ボゴシアン、エヴェレット・マッギル、キャサリン・ハイグル、モリス・チェスナット、アンディ・ロマノ、ブレンダ・バーギ
1995年アメリカ映画

 

 

 

「沈黙の戦艦」で戦艦ミズーりを救ったコックのおじさんライバックが、今度はテロリストが占拠した特急列車に乗り合わせてしまいます。
まあ、気の毒なのはテロリストの方で、セガールおじさんにみんなボコボコにされ、なぎ倒されていきます。
セガールおじさんもここまで強いと、痛快娯楽作品として何も考えずに観ることが出来ます。
荒唐無稽で派手なアクション、爆発シーンも満載で、それだけ突っ込みどころも満載ですが、セガール映画に難しいことを言う方が野暮というもの。
今回はハンデとして同じ列車に乗っていた姪っ子が人質になりますが、そんなことはなんのその、ガツンガツンでテロを抹殺していきます。
メカも軍事衛星やステルス戦闘機が出てきたりして、スケール的にも前作を凌いでいます。
セガールのアクション作品の中ではこれが一番好きです。
なお、日本公開タイトルに「沈黙の‥・」を付ければ、「Under Siege(沈黙の戦艦)」の続編であることは容易に分かったのでしょうが、
関係ない作品に「沈黙」が付けられている中で、なぜか本作だけ「暴走特急」というタイトルになってます。
まあ、もともと1作目に「沈黙の戦艦」なんてタイトル付けるから、
戦艦の出てこない続編に「沈黙の戦艦2」ってタイトルを付けることが出来なかったのでしょう。
そのため、「沈黙シリーズ第3弾/暴走特急」という回りくどいタイトルになってしまってます。
「沈黙の特急」じゃおかしいしね‥‥(^^;)

 

 

 

 

音楽は、「男気」溢れる音を書かせたらピカイチのベイジル・ポールドゥリス。
華麗なファンファーレから始まるオープニング・トラックからして秀逸です。
ファンファーレに続くテーマもこの人ならではの無骨で男らしいメロを持っています。
ただ、2コーラスぐらいですぐ劇伴に変わってしまうのは、いかかがなものかと‥・。
ロボコップの時と同様、いささか消化不良です。
基本的にポールドゥリスらしい勇ましい「燃え」系スコアのオンパレードですが、
この時期のvareseレーベルのサントラは収録時間が短いのがとても残念でなりません。
全8曲で27分しかないんだもん(T_T)
これじやあ、腹8分目どころか4分目くらいです。
なお、アルバムのラストに「After The Train Has Gone」という曲が入っており、
スティーヴン・セガール自らバンドを率いて歌まで歌ってます。
いかにもセガールのイメージぴったりの男臭い正統派アメリカン・ロックで、結構いいノドを聴かせてくれます。
しかし、この曲のタイトル、アース・ウィンド&ファイアーの「After The Love ls Gone」をもじったんでしょうかね(^^;)

 

 

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