INDIANA JONES AND THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL
監督: スティーヴン・スピルバーグ
音楽: ジョン・ウィリアムズ
出演: ハリソン・フォード、シャイア・ラブーフ、レイ・ウィンストン、カレン・アレン、ケイト・ブランシェット、ジョン・ハート、ジム・ブロードベント
2008年 アメリカ映画





平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・。

 

 

 


 

インディ・ジョーンズ、19年振りの続編ということですごく期待している1本。
1作目が公開された時、おっさんはまだ中学3年生で、土曜のオールナイトを狙って自宅から2㎞離れた映画館まで自転車をこいで観に行ったことを思い出します。
田舎の劇場のオールナイトは他にお客さんがいないという日も多く、この時も貸し切り状態でゆったりとした気分で映画を堪能しました。
エンドクレジットを最後まで観る(聴く)のが劇場のおじさんに悪いなあと思いながらも最後までしっかり観ました。
帰りはもう他の従業員さんはいなくて、映写技師?のおじさんに「ありがとうございました。」と言われて帰りました。
懐かしいなあ・・。
つい脱線してしまいましたが、新作の日本公開は今月21日だそうですが、いつものように未見のままのレビューになります。
スピルバーグ&ルーカスの夢のタッグで製作されています。
なんと、共演に1作目のヒロイン、カレン・アレンの名前が・・・。
新作のスチールを観るにほとんど年を取ってないように見えます。
しかし、もう57歳くらいだと思うのですが・・・・、
スタッフも最近のスピルバーグ作品の常連、デヴィッド・コープ(脚本)、ヤヌス・カミンスキー(撮影)等が脇を固めています。
トレイラー等を見る限りでは、1作目のラストで「聖櫃」をしまった巨大な倉庫がまた出てくるようです。
映画の中でも前作から19年経っている設定なので、まあインディが老けててもおかしくはないように配慮されているようです。
今度は南米に眠る秘宝「クリスタル・スカル」を求めて冒険を繰り広げるということ。
公開が待ち遠しいです。

 

 

 

音楽は、シリーズすべてを手がけるジョン・ウィリアムス。
サントラCDはデジパック仕様になっています。
最近日本では紙ジャケが流行ってますが、輸入盤のデジパックとどっちがメリットあるかなあと考えてみると・・・・、
デジパックはジャケットは紙だけど中身は一部プラスチックで厚さはプラケース並み、ってことは収納スペースとエコを考えると紙ジャケの方がいいのかな。
で、肝心のサントラは・・・冒頭にお約束のレイダース・マーチが入っています。
アレンジは1作目に収録されていた長尺バージョンの焼き直し。
1作目のロンドン・フィルによるド迫力の演奏に比べると、スタジオ・ミュージシャンで固めた本作のオケではかなり音が軽いというのが第一印象。
「スター・ウォーズ エピソードⅢ/シスの復讐」でも感じたことですが、ブラスのカドが取れて音がすごくメロウになってます。
かつて「スーパーマン」、「スター・ウォーズ」、「レイダース」でキレキレのトランペットを聴かせたロンドン・フィルの奏者たちが懐かしい(T_T)
いっそのこと1作目のマーチをそのまま使えば良かったと思います。
再録する必要はなかったんじゃないかと・・・。
しかし、劇伴になると違和感が一気に消えるので不思議です。
所々で「スター・ウォーズ エピソードⅠ~Ⅲ」を思わせるフレーズが出てきますが、アクション・スコアもしっかり鳴っていて、さすがウィリアムスという感じです。
ただ、お馴染みのレイダース・マーチと(懐かしの)マリオンのテーマがモチーフとして幅を利かせている以外は、
新しいモチーフのようなものは印象に残らなかったのが正直なところ。
個人的には、原住民をイメージしたようなパーカッシヴな曲が良かったかな。
このサントラでは、鍵盤の無いキーボードといった外観の楽器(名前忘れた)が使われてるそうですが、
ラバー・パッドの上を指でなぞって音階を変える楽器で、音的にはテルミンのようなモヤ~っとした、音階の不明確な楽器です。
はっきり言ってあまり存在感はありません。
なお、本サントラの19曲目「Finale」の8分20秒からの約15秒間、思わぬ展開が待っています。
それまで快調だったレイダース・マーチがリズムはそのままに、メロがガタ~ッと崩れます。
「え?、え?、え~っ!?」という間にメロがガタガタと崩れて、一体どこに着地点を持っていくのか、聴いててハラハラさせられます(^_^;)
なんとか元のメロに持ち直しますが、エンディングも前につんのめって「あらら」という感じで終わります。
これは、ウィリアムズ流のユーモアでしょうか(^_^;)





・・・と、ここまでが過去記事。

あれから本編を観たのですが、前3作に比べるとスケール感が今ひとつなのと、ラストの「ありゃりゃ・・今度はSFかい」という展開が微妙な出来でした。

でも好きなシリーズなので気にしない、気にしない😁

今年公開予定の新作が待ち遠しいです。

CDは現在も入手可能で、ダウンロード版も出ています。