MAD MAX 2
監督:ジョージ・ミラー
音楽:ブライアン・メイ
主演:メル・ギブソン、ブルース・スペンス、ヴァーノン・ウェルズ、マイケル・プレストン、ヴァージニア・ヘイ、エミル・ミンティ
1981年オーストラリア映画




平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・。



 

オーストラリア産大ヒットカーアクション&バイオレンスムービーの第2弾。
ストーリーは、前作から更に数年が経過し、石油が底をつき荒涼とした原野と化した世界で、
食料とガソリンを求めて暴走族がコロニーで生活する人々に襲いかかります。
そこヘマックスがやって来て、彼らの用心棒となり、暴走族と対決する・・・というお話。
この映画で描かれる荒廃した世紀末の世界観は、当時としては極めて独創的であり、
後のこの手の映画に多大な影響を与えました。
日本のアニメ「北斗の拳」の時代背景もしっかりここからアイデアを頂いちゃってます。
アクション・シーンは前作をかるく凌駕する出来映えで、
特にクライマックスのタンクローリーと暴走族とのチェイスシーンは圧巻です。
暴走族の一味役で、オーストラリアのハード・ロック・バンド「ローズ・タトゥー」のボーカリストが出演しています。日本の能面がくっついた棒を背中にしょっていました。
スキンヘッドで個性的な濃いキャラで存在感も十分でした。
たしか、アングリー・アンダーソンとかいう名前だったような気がします。
この他に、「コマンドー」の悪役ヴァーノン・ウェルズがモヒカン狩りの暴走族役で出てきます。




 

 

 

音楽は、前作に引き続き、ブライアン・メイ。
今回はパワフルなだけでなく、マックスの孤独を表現したような
悲壮感を帯びたレクイエム風のメロディがテーマになっています。
―聴した限りでは、なんとも地味な印象を受けますが、
よく聴き込むと味が出るスルメのような曲です。
メイン・タイトルとエンド・タイトルとして収録されていますが、
双方どこがどう違うのか分からないくらい全く同じような曲です。
劇伴は地味な印象の曲が並びますが、どれも硬派な感覚のアンダースコアです。

基本的に前作のモチーフも一部使われており、続編であることが音を聞いただけで分かるようになってます。
ただ不満なのは、スコアの収録時間が短いのと、不必要なダイアローグが多く収録されていること。
CD化にあたって、ダイアローグがカットされたかどうか分かりませんが、

LP、CDともに30分弱のスコアしか収録されていないので、完全盤の発売を望みます。




・・・と、ここまでが過去記事。

現在ではダウンロード版も入手可能です。

ダウンロード版にもダイアローグが入ってます。