HOT SHOTS! PART DEUX

 

 

監督:ジム・エイブラハムズ
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
主演:チャーリー・シーン、ヴァレリア・ゴリノ、ロイド・ブリッジス、リチャード・クレンナ、ブレンダ・バーキ、ミゲル・ファーラー、ローワン・アトキンソン
1993年 アメリカ映画

 

 

チャーリー・シーン主演のおバカ・パロディ映画第2弾。
今回は「ランボー2/怒りの脱出」がベースとなって、「氷の微笑」、「地獄の黙示録」等々いろんなも
のをぶっ込んでいます。
カメオ出演のオヤジ(チャーリー・シーン)や、本家ランボー・シリーズのリチャード・クレンナ本人が出
てセルフ・パロディやったり、今回も笑わせてくれます。
ただ、やっぱりパロディ映画の悲しいサガで、15年も前の作品となると今観てもあまり笑えないギャ
グが散見されるのも確か。
まあ、僕はお下劣なギャグが大好きだから、その手のネタの有る無しで全体を評価しがちなのかも知
れませんが‥‥。
ドリフ系のギャグとか、小さい子供がキャッキャッと笑うようなネタが大好きなんです。
だから、同じパロディでも下品にパロッてるのは大歓迎(^^;)
あ、Mr,ビーンも出ててビックリ(^^)/
僕はこのおっさん大好きなんですが、うちの嫁はビーンの顔、生理的に受け付けないらしい‥・

 

 

 

 

音楽は、巨匠ベイジル・ポールドウリス。
ジム・エイブラハムズは前作のロック・テイストから、再びフル・オケによる王道路線の音楽を採用しています。
今回はポールドウリス先生、自身が得意とする血湧き肉躍るマッテョな作風を貫いています。
他の映画からのパロディを意識的にもってきている感じはありません。
ただ、無意識だと思いますが、自身が手がけた「ロボコップ」や「コナン・ザ・グレート」に酷似したフ
レーズが出てしまっているのが笑えます。
特にブラスによる「パパパパ パパ~ッ♪」っていうロボコップのフレーズはそのまんまで大笑い。
でも本人は至って真剣に作っている節があり、全体を通してしっかりした聴き応えのある武闘派サウ
ンドに仕上がっています。
パロディ映画ですが、「燃え」系の作品です。
収録時間が短く、CDも既に廃盤となっていますが、中古で格安で見かけることがありますので、
ポールドゥリス・ファンは見つけたら買いですよ。