THE PRESTIGE
監督: クリストファー・ノーラン
音楽: デヴィッド・ジュリアン
出演: ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン、パイパー・ペラーボ、レベッカ・ホール、デヴィッド・ボウイ、アンディ・サーキス、
2006年 アメリカ映画

 

 

 

幻想小説のベストセラーを「メメント」のクリストファー・ノーランが映画化した作品。
原作はクリストファー・プリーストの傑作小説『奇術師』。
19世紀のイギリスを舞台に、競い合う2人の天才奇術師の確執と衝撃の結末を描いているそうです。
(実はまだ観てない、というか観れない(^_^;))
なんでも聞くところによると、時系列を無視した展開もあるそうで、「メメント」を思わせる部分もある作品だそうです。
個人的には、マイケル・ケインとボウイが出ているだけでもこれは是非観たい作品です。
主演の2人が「X-men」と「バットマン」、アメコミの映画化作品で主役を演じていたというのも面白い。

 

 

 

 

音楽は、ノーラン監督とは「フォローイング」「メメント」「インソムニア」でコンビを組んでいるデヴィッド・ジュリアン。
この人のスコアはだいたいに印象が薄く、モワ~ンとした音のスコアが多いようです。
テーマに明確な主張がないのが特徴です(^_^;)
ノーラン監督の「バットマン・ビギンズ」には起用されなかったのはそのせいもあるでしょう。
あまり派手なスコアは書かない人なのかも知れません。
前述の「メメント」等も主張のないつかみどころのないスコアでした。
本作もアンダースコアに徹していて、メロらしいものはほとんどないので、
環境音楽のような印象の曲もあります。
弦楽器を基調としたモノトーン系の音はアルバム1枚を流して聞くにはいいかもしれませんが、
いつの間に終わったのかも全く分かりません。
静かで淡々としたスコアです。