LIVE FREE OR DIE HARD
監督: レン・ワイズマン
音楽: マルコ・ベルトラミ
出演: ブルース・ウィリス、ジャスティン・ロング、ティモシー・オリファント、クリフ・カーティス、マギー・Q 、シリル・ラファエリ
2007年 アメリカ映画

 

 

 

ダイ・ハードシリーズ、実に12年ぶりの新作。
監督は「アンダーワールド」シリーズのレン・ワイズマンが担当しています。
今回はハイテクがテーマになっていて、サイバーテロとアナログデカの戦い(^_^;)になっています。
今回のマクレーン刑事の不運は、1人のハッカーをFBIまで連行することになったことから始まります。
1、2作目では妻が危険な目に遭いますが、今回は娘が人質になっちゃいます。
アンダーワールドシリーズは好きなのですが、今回は・・・・・・。
脚本にもう少しヒネリがほしかった。
確かにアクションは息もつかせぬ迫力で、戦闘機まで出てきたり、車をヘリに突進させたりでものすごいのですが、
派手なCGを取り去って観たら果たして1作目に比べてどうかな~という感じ・・・・・。
ストーリー自体はやはり今ひとつという感じです。
最近、CGがまだ発達していなかった分、ストーリーのおもしろさで見せていた古き良き70年代の映画を好んで観ているせいか、
最近の映画の脚本がどうしても物足りなく思ってしまいます。
本作も決して悪い出来ではないのですが・・・・。
でも映画館で観ると迫力満点です。

 

 

 

 

音楽は、シリーズを担当していたマイケル・ケイメンが既に他界していることから、
「アンダーワールド2」を担当したマルコ・ベルトラミが登板しています。
サントラは、いきなり1曲目からケイメンのあのメロが出てきて和んでしまいます。
その後は、ベルトラミが得意とするシーケンサーをオケを組み合わせたアクション・スコアが顔を出します。
所々にやはりケイメンのフレーズを織り込みながら全体をまとめています。
しかし、この人のスコアの特徴はあまり明確なメロが無いこと。
今回もテーマ扱いになっていると思われるメロは、ストリングスを使ったジャジャジャジャ・・・という単調で連続したフレーズ。
アクション・スコアとしては迫力はありますが、個性が希薄なのが残念。
それと、今回はクラシックをモチーフに取り入れなかったのが、またまた残念(>_<)