SNAKES ON A PLANE
監督: デヴィッド・R・エリス
音楽: トレヴァー・ラビン
出演: サミュエル・L・ジャクソン、ジュリアナ・マーグリーズ、ネイサン・フィリップス、ボビー・カナヴェイル、フレックス・アレクサンダー、トッド・ルイーソ、サニー・メイブリー
2006年 アメリカ映画

 

 

 

飛んでるジャンボジェット機内で数千匹の毒蛇がぶちまけられちゃうというとんでもない設定のB級パニック映画。
あまりにショボイ設定に思えたので、最初、ウェズリー・スナイプスが主演なのかと思ってました(^_^;)
サミュエル・L・ジャクソンがこんな映画に・・・・なんで??と思ってたら実はB級ながら結構面白かった。
ギャングの大ボスによる殺人を目撃した証人を裁判所で証言させるためFBI捜査官が護衛するというありがちな設定に
飛行機という閉塞された空間に蛇を放つという、ちょっとした新しいアイデアの勝利でしょうか。
でも、タイトルとポスターが本編そのまんまを直球で物語っているのも笑ってしまいます。
あまり肩肘張って観るタイプの映画ではないと思いますが、お茶の間で観るにはなかなかオモシロい作品だと思います。

 

 

 

 

音楽は、元イエス等のバンドでギタリストとして活躍したトレヴァー・ラヴィン。
「アルマゲドン」、「ナショナル・トレジャー」等々、話題作を多く手がけ、今では映画音楽のコンポーザーとして不動の地位を築いた感があります。
本作のスコアはいつものラヴィン節の派手な部分が強調された作風になっています。
アクション・シーンの派手さはかなりのもので、明確なメロが無いのが残念ですが、メロ無しでも怒濤のサウンドに結構「燃え」ます。
テーマは、「ディープ・ブルー」あたりとクラウス・バデルトの「リクルート」を足して割ったような感じです。
なお、本作は歌モノを集めたコンピレーション盤があり、こちらにはテーマとしてコンパクトにまとめたスコアが1曲入っています。
こっちも結構いい曲で、イエス時代にラビンが得意としていたキリキリ言う硬質なエレキギターが顔を出します。
歌モノコンピ盤の1曲目で本編ではエンディングに流れるCobra Starshipの“Bring It”という曲、イントロがなんとなくジグソーの「スカイハイ」が腐ったような始まり方をします(^_^;)
このバンド、全然知らない名前だと思っていたら、一般公募で選ばれたそうです。
他のアーティストもインディーズっぽい名前が並んでいます。