THE STONE KILLER
監督: マイケル・ウィナー
音楽: ロイ・バッド  
出演: チャールズ・ブロンソン、マーティン・バルサム、ノーマン・フェル、デヴィッド・シャイナー、ラルフ・ウェイト、ジャック・コーヴィン
1973年 アメリカ映画




平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・。



 

 

ディノ・デ・ラウレンティス製作、マイケル・ウィナー監督のマフィアものアクション。
チャールズ・ブロンソンが主演しています。
マフィアの抗争とそれを追う刑事の姿を描いた作品で、とにかくブロンソンがカッコいい。
お世辞にもイイ男とは言えないのですが、何故かブロンソンはカッコいい。
40代以上の人はマンダムのCMの印象があまりに強烈で、ブロンソン=タフガイという公式ができあがっているようです(^_^;)。
ブロンソン自身、晩年はアルツハイマー病に苦しんだそうですが、晩年までB級アクションとはいえいろんな映画に出ていたのには役者魂を感じちゃいます。
監督のマイケル・ウィナーは、ブロンソンとは「狼よさらば」「ロサンゼルス」「メカニック」「チャトズ・ランド」等々でも組んでいます。
よっぽど相性がいいのでしょう(^o^)

 

 

 

 

音楽はイギリスのロイ・バッド。
もともとジャズ畑の人なので、都会派ポリス・アクションの音楽を書かせると上手い。
ただし、テーマ・メロを奏でるシンセの音は異様にショボいです。
サスペンスフルなイントロに反して、「ピヤ~ン」という変な音が出てきた時には体の力が抜けそうになります。
慣れるまでに少々時間がかかります。
まるで休日のお茶の間でよく放送されていた「サスペンス劇場」のテーマ曲のようです。
本作品は、テーマよりも劇伴の方が聴き応えがあります。
随所にラロ・シフリンの「ダーティ・ハリー」を意識したようなジャズスコアが出てきます。
また、おっさんのようにロイ・バッドを「ワイルド・ギース」で初めて知った人は、
後に「ワイルド・・」で使用されるスコアの原形のような部分が所々にあってとても楽しめます。
ライトで上品なジャスも入っていて、BGMにも出来そうな曲が結構入っていたりします。
CDは1991年にイタリアのINTERMEZZOレーベルから発売されています。
その後、イギリスでロイ・バッドのサントラが大量にCD化された際に本作も発売されましたが、
収録曲やタイトルがイタリア盤と違っているようなので、案外両者は音源が違うかも知れません。

 

 

日本では、キングレコードからシングル盤しか出ていなかったような気がします。





・・・と、ここまでが過去記事。

現在では、ダウンロード版が発売されていて手軽に音源を入手することが出来ます。