DAYLIGHT
監督: ロブ・コーエン
音楽: ランディ・エデルマン
出演: シルヴェスター・スタローン、エイミー・ブレネマン、スタン・ショウ、ヴィゴ・モーテンセン、、クレア・ブルーム 、バリー・ニューマン
1996年 アメリカ映画

 

 

 

マンハッタン島と陸を結ぶ海底トンネルで大爆発が起こり、生き残った生存者を助けにスタローンが単身トンネルに入っていくというお話。
70年代に流行ったパニック映画のリバイバルブームの中で製作された1本。
「ステルス」のロブ・コーエンが監督しています。
この人の次回作は「ハムナプトラ3」だそうです。
オープニング間もなく発生する大爆発はかなりの迫力ですが、ラストまでそれを越える派手なスペクタクルシーンが無いのが残念。
でも「砂の惑星」のキット・ウェスト率いるILMがCGとセットとの併用でツボを押さえたSFXを見せてくれます。
なお、一連のルチオ・フルチ監督作品でゴア・メイクを担当していたジャンネット・デ・ロッシが特殊メイクで参加しています。
それと「バニシング・ポイント」のバリー・ニューマンが出ているのにはオールド・ファンには懐かしいところでしょう。

 

 

 

 

音楽はロブ・コーエン作品でしばらくタッグを組んでいたランディ・エデルマン。
(「ワイルド・スピード」以降は、ロブ・コーエン作品はBTが担当するようになってしまいました。)
この人はAOR系ミュージシャンとしてソロ・アルバムを出したこともある人で、
そのためテーマメロディがものすごくしっかりしていて、どの作品もいい音がしています。
本作もTVのドキュメンタリーでBGMに使用されることが多く、お茶の間でも耳に馴染みのある曲だと思います。
それだけ、メロがキャッチーなのだと思います。
テーマ曲はピアノのループをベースにしたというかうねるようなメロディ・ラインがすごく印象的です。
これは一度聴いたら忘れられません。
当然、ピアノは自分で弾いています。
アルバムを通じてダイナミックな緊張感が持続する好スコアです。
ラストに2曲歌モノが入っています。
1曲はドナ・サマーとブルース・ロバーツのデュエット。
80年代にAORの名盤を残したブルース・ロバーツを起用するあたり、かつてのAOR人脈なのかなとニンマリしてしまいます。
しかも、ブルース・ロバーツ自身のペンによる曲でデヴィッド・フォスターがプロデュースしています。