新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

 

 


 

 

 

GONE IN 60 SECONDS
監督: ドミニク・セナ
音楽:トレヴァー・ラヴィン
出演: ニコラス・ケイジ、ジョヴァンニ・リビシ、アンジェリーナ・ジョリー、T・J・クロス、ウィリアム・リー・スコット、スコット・カーン
2000年 アメリカ映画

 

 

 

 

70年代に小粒ながらヒットした「バニシングin60」のリメイク版。
車大好きのH・B・ハリッキーさんが自ら監督・主演したB級アクションの佳作でした。
昔テレビで結構放映していたから、お茶の間ではわりと知られた映画でした。
で、なぜか2000年になってこの作品をリメイクしたわけですが、
前作と同じなのは主人公がムスタングに乗ってることと、60秒でどんな車も盗んでしまうことぐらい。
あとは全然別物の映画になってました。
目を引くのはカー・チェイス・シーンぐらいですかね。
車好きの人なら結構楽しめるかも知れません。
で、今まで知らなかったのですが、アンジェリーナ・ジョリーってジョン・ヴォイトの娘だったんですね。
どうりで「モンスター」の時、ジョン・ヴォイトみたいな顔してたわけだ。

 

 

 

 

音楽はジェリー・ブラッカイマー作品の常連、トレヴァー・ラヴィン。
最近、彼のバンドやソロ時代の諸作が紙ジャケ仕様でCD化されました。
再評価されてるのかなあ。
スピード感溢れる作品なので、音楽も派手です。
ロックとテクノを足したような、ちょっと前のデジロックな音をしています。
ギタリストだけあって、ギターの音が結構幅を利かせています。
ただ、あまりメインとなるメロが全編に顔を出さないためか、焦点が絞れていない感じです。
収録時間は最近のサントラにしては短めの30分程度。
監督の意向なのか、テクノトラックが「ソードフィッシュ」のポール・オークンフォルド風なのに苦笑してしまいます。
公開当時はそれなりにカッコいいと感じたのですが、
「ワイルド・スピード3」を聞いた後では、やはり見劣り、聞き劣りがします。
そういえば、オリジナル版の「バニシングin60」では、H・B・ハリッキーさんが自ら作曲してましたね。
サントラもテーマ曲だけなら、シングル盤があったような記憶が・・・・。
今思うとオリジナルはすごくハンドメイドな作品でしたね。