POSEIDON
監督: ウォルフガング・ペーターゼン 
音楽: クラウス・バデルト 
出演: カート・ラッセル、ジョシュ・ルーカス、ジャシンダ・バレット、リチャード・ドレイファス、ジミー・ベネット、エミー・ロッサム 
2006年 アメリカ映画

 

 

70年代パニック映画の傑作「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク。
ウォルフガング・ペーターゼンが最新のCGを駆使して迫力ある映像を見せてくれるそうです
(もちろん、未見(^_^;))
大晦日の夜に航行中の豪華客船「ポセイドン号」が、ニュー・イヤー・パーティの最中に転覆するところまでは、オリジナルと同じですが、
どうやら、ストーリー展開はオリジナルとはちょっと違うようです。
スピード感はリメイクの方があるようですが、基本的に別物の映画として見た方が楽しめるといった評価が多いようです。

 

 


音楽は、RC系のクラウス・バデルト。

 

オープニング・タイトルはかなり雄大な感じの大海原を連想させるいいメロディを持った曲です。
サスペンス・スコアもなかなかのインパクトがあり、同じ時期に発売されたサントラとしては、「M:I 3」よりこっちの方が好きかも(^o^)
クラウス・バデルトといえば「タイム・マシン」という傑作がありますが、
この作品もなかなか印象的ないい音を出しています。
まあ、とは言えいつものRC系の音であるので、悪く言えば予定調和的、良く言えば安心して聴けるスコアです。
オケにシンセとエレキ・ギターが入るのもいつもの編成と言えます。
残念なのは、スコアが8曲で30分弱というのが食い足りない感じです。
スコアの他に、アルバム冒頭歌モノが3曲入っています。
オリジナル版でいうところの「モーニング・アフター」にあたる主題歌と思しき1曲目は、
なんとなく70~80年代のポップスを彷彿とさせる何となく懐かしい女性ボーカルが印象的です。
Fergieという女性がこの曲ともう1曲を歌っています。
これにFederico Aubeleというアルゼンチンのトリップ・ホップ系(なのかな?)ギタリストの曲が入っています。(こちらも女性ボーカルをフィーチャー)
突出した個性はありませんが、安心して聴けるサスペンス・スコアということで結構気に入っています。