FIREWALL
監督: リチャード・ロンクレイン 
音楽: アレクサンドル・デプラ 
出演: ハリソン・フォード、ポール・ベタニー、ヴァージニア・マドセン、メアリー・リン・ライスカブ、ロバート・パトリック、ロバート・フォスター、アラン・アーキン、カーリー・シュローダー、ジミー・ベネット
2005年 アメリカ映画

 

 

ハリソン・フォード、久々のサスペンス・アクションもの。
4/1公開の作品ですが、引っ越し先の大田市は映画館が無い(T_T)
当然未見のままのレビューです。サントラだけ聴いて本編をイメージするしかありません。
(そういうサントラも店頭販売で見かけることもないので、Amazon様が頼りですm(_ _)m)
コンピューター・セキュリティのエキスパートが銀行強盗の一味に目を付けられ、家族を人質に取られます。
強盗一味の要求は、自身が開発したセキュリティ・システムを使って大銀行の1億ドルを指定口座に移動させること。
こういうストーリーで、よくあるサスペンスものですがハイテクを駆使するところがミソなのでしょう。

 

題名がそのまんまの「ファイヤーウォール」だし。
世間の評価はまずまずですが、題材がなんとなく使い古されたものなので、1回観ればいいかなという感じがします。

 

 

音楽は、フランス出身のアレクサンドル・デプラ。
「スズメバチ」、「真珠の首飾りの少女」等を手がけてきた人で、最近では「シリアナ」があります。
基本的にオケにしても音数が少ない人で、鳴らす場面でも適度に音を抜いているので、コテコテになりません。
本作はサスペンスなので、アクション・スコアも数曲ありますが、ど派手に鳴らすことはありません。
それでもテーマ曲は久々に聴いたオールド・スタイルのサスペンス・チューンです。
音数が少ないのでオケの厚みはありませんが、なかなか「燃え」ます。
どちらかといえばヒッチコック作品でのバーナード・ハーマンやダニー・エルフマンに近い音でしょうか。
ストリングスがメロを取って、ブラスは引き立て役という感じです。
乱暴な言い方をすれば「サイコ」っぽいかな(^_^;)
そういえば、12曲目は露骨に「ハルク」っぽかったなあ。
やっぱりエルフマン意識してるかも・・・・・。
たの劇伴は全体的に控えめです。
テーマのインパクトが在りすぎて、
他の曲に華が無いというのがこの人の今後の課題かも知れません。