PHONE BOOTH
監督: ジョエル・シューマカー 
音楽: ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ 
出演: コリン・ファレル、フォレスト・ウィッテカー、ラダ・ミッチェル、ケイティ・ホームズ、キーファー・サザーランド、ポーラ・ジャイ・パーカー、アリアン・アッシュ 
2002年 アメリカ映画

 

上映時間たったの81分、しかもドラマの舞台がほとんど電話ボックス内という異色スリラー。
偶然鳴っていた公衆電話を取ったことから命を狙われる羽目になる男の姿を描いています。
これが電話を取った途端にグイグイと引き込まれていく演出に、ラストまで席を外すことが出来ませんでした。
突っ込みどころは多々あれど、いちいちそんなの気にしていては映画を楽しむことなんか出来ません。
賛否の分かれる作品ですが、気に入ってしまいました。
ジョエル・シューマカーって、いつもマイペースでいい監督です。
スタッフをよく見ると、製作に「裸の銃を持つ男」のデヴィッド・ザッカー、脚本を「悪魔の赤ちゃん」シリーズ、「スタッフ」等のカルト監督ラリー・コーエンが手がけている等、出来るべくして出来た作品だと変に納得してしまいました。
前々回レビューの「リクルート」共々、コリン・ファレルがイイ演技してました。
脇を固めるフォレスト・ウィテカーもいつもながら素晴らしい存在感でした。

 

 

 

音楽はMV関係者のハリー・グレッグソン・ウィリアムス。
同じコリン・ファレルが主演して、クラウス・バテルトが音楽を担当した「リクルート」と同系列のサントラと言えます。
ベースになるのはクールなテクノ・トラック。
曲によってはアンビエントな香りもします。
かなり抑え気味でクールな曲調なので、テクノといえども映像に見事にマッチするアンダースコアになっています。
映像自体かなり緊迫感があるので時として劇伴を忘れてしまう程です。
スリラーなのでいつもの派手なHGW節を期待すると肩すかしを食らうかも知れませんが、
必要以上に自己主張する他のMV印サントラに比べたら、かなり良質な作品であると思います。
ロック、テクノ好きの僕としてはこういう方向性は大賛成です(^_^)

 

 

 

 

ということで、これが本年最後のレビューとなりました。
しっかりリサーチした上でレビューを載せたい時もあるのですが、
毎日PCと向き合う時間が限られてますので、ついついいい加減なことを書いてしまっている時もありますm(_ _)m
来年は最低2日に1作という目標で引き続き頑張ってみたいと思います。
それでは、来年も引き続きよろしくお願いいたします。
みなさん、良いお年を。