TOYS
監督: バリー・レヴィンソン 
音楽: ハンス・ジマー 
出演: ロビン・ウィリアムズ、マイケル・ガンボン、ジョーン・キューザック 、ロビン・ライト、LL・クール・J、ドナルド・オコナー 
1992年 アメリカ映画

 

 


クリスマスということで、ファンタジーです(^_^) 
「レインマン」のバリー・レヴィンソン監督がロビン・ウィリアムスを起用して撮ったヘンテコ・ファンタジー。
原色のおもちゃ工場等、かなりディティールに凝ったセットが見た目にも楽しいファンタジックな作品でした。
ユニークな外観と生産ラインを持つおもちゃ工場の社長が急死して、その兄(元将軍)が社長を引き継いだことから、おもちゃにハイテク技術を駆使した超小型兵器を開発しようとする。
それを知った社長の息子が元将軍の野望に立ち向かう・・・・というストーリーです。
後半のおもちゃを使った戦闘シーンは結構リアルで激しいです。
これはちょっとやりすぎか・・・でも、「反戦」のメッセージを込め、大人も楽しめる作品にするためにはそこまでする必要があったのかもしれません。
なお、おもちゃ戦争に出てくるアンティーク類は、「なんでも鑑定団」でお馴染みの北原照久氏のコレクションだそうです。

 

 

 

音楽は「バグルズ」の片割れ、トレヴァー・ホーンが監修しています。(ラヴィンじゃないよ(^_^;))
今やヒットメーカーとなったハンス・ジマーも参加しています。(アンダースコアはジマーが書いているようです。)
もともとハンス・ジマーはトレヴァー・ホーンがやってた「バグルズ」(「ラジオ・スターの悲劇」でお馴染み)の関係者だったようです。
このサントラはスコア盤ではなく歌もののアルバムですが、トレヴァー・ホーンつながりのミュージシャンが参加していて統一感が保たれています。
トレヴァー・ホーンが主催するZTTレーベルからの発売で、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド、グレイス・ジョーンズ、エンヤ、ウェンディ&リサ、トーマス・ドルビー、トーリ・エイモスなどが参加、
なぜかフュージョン・ギタリストのパット・メセニーまで参加しています。
歌の大半はトレヴァー・ホーンとハンス・ジマーの共作。
一部トレヴァー・ホーンの周辺者ブルース・ウーリーが共作しています。
ブルース・ウーリーといえば、自身のソロ・アルバムで「ラジオ・スターの悲劇」をカバーしているそうなんですが、CDになっていないそうで残念。聴いてみたい!
そのほかにも、オーケストレーションでダニー・エルフマンの片腕、シャーリー・ウォーカーが参加していたり、ノークレジットですがシールが参加していたり、なかなかの力作に仕上がっています。
80年代MTV世代、特にブリティッシュ好きの人には結構楽しめる内容となっています。