THE MATRIX REVOLUTIONS
監督: アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー 
音楽: ドン・デイヴィス 
出演: キアヌ・リーヴス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス、ヒューゴ・ウィーヴィング、ジェイダ・ピンケット=スミス、ランベール・ウィルソン
2003年 アメリカ映画

 

 

遂に完結となる3部作の最終作。前2作で布石された数々の謎の答えが解き明かされます。
人類最後の砦ザイオンでのコンピューターとの最終決戦が繰り広げられます。
この戦闘シーンはかなりスケールアップしていて、未来の戦争映画といった趣きで度肝を抜かれます。
人類がマシーンとの戦いに使用する、パワード・スーツのようなメカがすごい。
「エイリアン2」でリプリーが操作したロボットアームの延長線上にあるようなメカでかなりの迫力があります。
このシーンだけ観ると、マトリックスを観ていることを忘れそうです(^_^;)
守備隊長が「ミフネ」という名前で、険しい顔をした三船敏郎に似てるのは笑った。
エージェント・スミスもコンピューターの制御から完全に独立するほどパワーアップして、ネオと壮絶な闘いを繰り広げます。
3作目は全世界同時公開という異例の公開方式をとって話題になりました。

 

 

 

音楽は、全作を通じてドン・デイヴィスが担当。
スコアは回を追う毎にスケールアップしている印象があります。
JUNO REACTORとのコラボも快調で、全体的に前2作以上にドラマチックな仕上がりになっています。
今回は歌モノのコンピ盤は無く、堂々の単独フル・スコアでの登場です。
聞き物は、JUNO REACTORのオリジナル・アルバムにも収録された9分にも及ぶ大作「NAVRAS」。
ヒンディー語で歌われるインド音楽とテクノを融合させたような曲はかなりインパクト大です。
UKインディアンのシーラ・チャンドラーを思い起こさせました。
エンド・ロールでいきなりこの曲が流れたときはノックアウトでしたね。
フルコーラス聴くまで席を立てませんでした。
本編でも何度かインド人が出てきましたが、最後にこんな仕掛けがあったとは(^_^;)

 

 

ジャケットも「リローデッド」と統一感を持たせているところがニクイです。