THE TIME MACHINE
監督: サイモン・ウェルズ 
音楽: クラウス・バデルト 
出演: ガイ・ピアース、ジェレミー・アイアンズ、オーランド・ジョーンズ、シエンナ・ギロリー、サマンサ・ムンバ、マーク・アディ 
2002年 アメリカ映画
 
SFの古典「タイム・マシン」の2度目の映画化。
通り魔に恋人を殺された男がタイムマシンを発明して過去を変えようとして失敗し、
今度は未来を観ようとして80万年後の世界に降り立ってしまうというお話。
前半はかなり面白く観ましたが、後半の80万年後の世界に行ったあたりからパワーダウンします。
80万年後の世界の描き方がちょっとショボイ。
80万年後は、近代文明が滅びた後という設定にしているのでセットにはあまりお金をかけていません。
土の中から出てきて人間をさらう、ゴリラみたいなモーロックという生き物が出てきます。
前編と後編がまるっきり別の映画になるという何とも不思議な映画です。
ただ、後半で唐突に出てくるジェレミー・アイアンズの扱いがひどすぎる。
あんなキャラ必要ないだろ~って感じです。
アイアンズにあんな役をさせるなんて・・・・・。

 

 

 

音楽は、ハンス・ジマー直系の弟子、クラウス・バデルト。
これまでは師弟共作という形での作曲が多かったのですが、今回は単独で担当しています。
全体的に覚えやすいメロディが付けられており、一度聴いたら覚えてしまいます。
MV系にしては打ち込みが少なく、フル・オーケストラの曲が目立ちます。
高揚感という点では、アルバム後半からの盛り上がりが特筆ものです。
テーマ・メロディは結構キャッチーで、TVバラエティのBGMにも十分使えそうです。
後半の劇中曲も姫神やディープ・フォレストといったアーティストに影響を受けたと思しき曲調になっています。