FANTASTIC FOUR
監督: ティム・ストーリー
音楽: ジョン・オットマン
出演: ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス、ジュリアン・マクマホン
2005年 アメリカ映画
すっかり定着してきたアメコミの実写映画化。
これは、その中でもかなり古い原作で、昔TVアニメで「宇宙忍者ゴームス」とかいうタイトルで放送されてました。
(子供の頃の記憶なのでうる覚え)
特殊効果はさすがに目を見張るものがあり、ビジュアル的には楽しめます。
同じアメコミ物でも「X-men」や「スパイダーマン」のように妙に暗かったり、ヒューマニズムが出てくることもなく、
あまり大人をターゲットにしていない作りに好感が持てました。
まあ、石になったり、透明になったり、ゴムみたいに伸びたりの世界ですから、
理屈は不要でしょう。
宇宙の放射線を誤って浴びてしまった4人が超能力を授かり、悪と対決するという単純明快な勧善懲悪ストーリー。
音楽を担当したのは、「X-men2」でマイケル・ケイメンの後を継いだジョン・オットマン。
ホラーを多く担当している人っていうイメージがあります。
「蝋人形の館」、「ゴシカ」、「ルール2」、「スノーホワイト」、「ハロウィンH20」・・・、やっぱり結構ホラー多いです。
単純で分かりやすいメロディを持ったメイン・タイトル曲ですが、ヒーロー物としてはちょっと薄いかも。
かなり鳴らすところは鳴らしているのですが、今ひとつ不完全燃焼で「燃え」ません。
壮大なスケールの曲もあるのですが、派手なばかりで内容が伴っていないのが残念です。
案外ホラーの方がいいスコアを書ける人なのかも知れません。
次回作として、「スーパーマン」のリメイクが待っているとのこと、こちらを期待してます。
なお、歌モノを集めたコンピレーション盤も出ていますが、なんだか知らないアーティストが多いです。
唯一、シンプル・プランというバンドが、チープ・トリックの「サレンダー」をカバーしているのが気になります。
あ、そう言えば、最後になんと日本のオレンジレンジの曲が入っています。
最初、全く分からず聞き流してました。
案外、違和感なく収まってたなあ。