ARMAGEDDON
監督: マイケル・ベイ 
音楽: トレヴァー・ラビン 
出演: ブルース・ウィリス、ベン・アフレック、リヴ・タイラー、ウィル・パットン、スティーヴ・ブシェミ、ピーター・ストーメア、ウィリアム・フィッチナー、マイケル・クラーク・ダンカン、オーウェン・ウィルソン、ビリー・ボブ・ソーントン、ジェイソン・アイザックス 
1998年 アメリカ映画

 

 

 

同じような時期に「ディープ・インパクト」と同じような題材で作られた娯楽SF大作。
ジェリー・ブラッカイマー&マイケル・ベイのコンビで作られているので、娯楽作として安心して見ることが出来ます。
確かに隕石に破壊されるNYやパリの描写は迫力ありました。
まあ、ストーリー、キャラの描き方などは「ディープ・インパクト」の方が勝ってたような気がします。
キャストは今考えるとものすごく豪華です。
結構、個性派を集めてたことが分かります。

 

 

 

音楽はトレヴァー・ラヴィン。
元々、イエス等で活躍したロック・ギタリストです。
サントラの仕事では、「ディープ・ブルー」、「コン・エアー」、「タイタンズを忘れない」等があります。
音的には一言で言えば、ハンス・ジマー直系のMV系サウンドです。
「ラジオ・スターの悲劇」でお馴染みのバグルズの仕事あたりでハンス・ジマーとの接点が出来たのでしょう。
MVっぽいメロディの中にもギタリスト出身ならではの個性が光ります。
MV系の音なので、日本人の琴線に触れるメロディアスなスコアに仕上がっています。
ただ、シンセを主体にしてサウンドを構築しているせいで、音圧が今ひとつなのが残念。

 

 

本作のサントラは2種類ありますが、公開当時はコンピレーション盤だけが発売されました。
ヒットしたエアロスミスの主題歌等を収録しています。
(オヤジが主題歌歌って娘がヒロインを演じるなんて、タイラー親子、泣かせます。)
スコア盤は当初発売されないという噂でしたが、ビデオ発売を機に発売されました。
記念すべきトレヴァー・ラヴィン単独のフル・スコアです。
コンピレーション盤の方にも、スコアのダイジェスト盤のような曲が1曲入っていますが、これが結構ツボを押さえていていい感じです。
なお、このバージョンはスコア盤には収録されていないなんて・・・・ズルイ。