・・・・今日はかなり古い記事をいじります。


FIRE BIRDS

監督:デヴィッド・グリーン

音楽:デヴィッド・ニューマン

主演:ニコラス・ケイジ、ショーン・ヤング、 トミー・リー・ジョーンズ、ブライアン・ケスナー、メアリー・エレン・トレイナー 

1990年 アメリカ映画




若き日のニコラス・ケイジが主演する青春ヘリコプター・アクション映画です(笑)。
パイロット同士の恋愛ストーリーはさておいて、攻撃ヘリAH-64「アパッチ」の勇姿を堪能できる映画です。


ヘリコプター版「トップ・ガン」みたいな、麻薬組織との戦いを描いた映画だったと記憶しています。
まあ、ドラマ部分は大したことなかったです。


この映画は編集段階でのチェックがいい加減なことでも有名です。
墜落したヘリの乗員を助けるシーンで、カットが変わると直前のシーンと状況が変わってたりしてました。






音楽はデヴィッド・ニューマン。トーマス・ニューマンとは兄弟になります。
攻撃ヘリが主役なので、やはりテーマ曲には、「ブルー・サンダー」の影響が少なからず感じられます。


しかし、影響が感じられるのはシンセの音色とメロの一部で、露骨なものではありません。
リズムのモチーフにローター音を使うのではなく、流れるようなゆったりとした感じのものに仕上げています。


これがオープニング・シーンと絶妙な相性を見せます。
ストーリーはほっといて、一聴してこのテーマ曲のファンになりました。


アクション・シーンの音楽も派手で、攻撃的なシンセとオケのぶつかり合いが、かなり「燃え」ます。
アーサー・B・ルービンスタインの「ブルー・サンダー」のアクション・スコアとはちょっと違った雰囲気があります。


本作は残念ながらサントラは発売されなかったのですが、最近になってブートレッグが出回っているのを見つけました。


ジャケの仕様からして、プロモ盤というわけでもなく、元々ブートだと思われます。
曲名のタイトルもありません。


スタジオ・マスター・テープから起こしたものか、海外版DVDのミュージック・スコアから落としたのか、真相は不明です。
ブートだけあって、CD-R仕様で、音質もそこそこで、曲のイントロにはホワイト・ノイズが入る状況です。


それでも、貴重な録音なので結構愛聴しています。




なお、主題歌扱いのフィル・コリンズが歌う「Find A Way To My Heart」は収録されていません。


こちらをご希望の方は、彼のソロアルバム「But Seriously」をどうぞ。





・・・と、ここまでが過去記事。
今年4月、遂に米Intradaから正規盤CDが発売されました。
全57分収録で、ブートより曲数が増えています。
スコアの中には、マーチング・ドラムを大々的にフィーチャーしたミリタリー・スコアもあって大満足。
ブートでは、テーマ曲が一番盛り上がる部分で低音が割れるという致命的な欠陥があったのですが、もちろん正規盤ではそのようなこともありません。音質も上々です。
80~90年代初頭特有の安いシンセドラムやDX系の薄っぺらいシンセ音も、元の楽曲がいいのでさほど気になりません。
お気に入りの1枚です。

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