SAHARA
監督: ブレック・アイズナー 
音楽: クリント・マンセル
出演: マシュー・マコノヒー、スティーヴ・ザーン、ペネロペ・クルス
2005年 アメリカ映画

 

 

 

クライブ・カッスラーのベストセラー冒険小説「死のサハラを脱出せよ」を映画化したものです。
クリント・マンセルによるスコア盤が遂に発売になりましたので紹介します。

 

クリント・マンセルは元ポップ・ウィル・イート・イットセルフというバンドのボーカル兼ギタリストでした。

UKのインディーズものが好きな人は知ってる名前だと思います。

 

イギリスのミクスチャー系バンドで、同じ時期のジーザス・ジョーンズ等とよく比較されていました。
当時はまさか彼がサントラの仕事をするなんて思ってもみませんでした。

これまでにも「π」や「レクイエム・フォー・ドリームス(クロノス・カルテットを起用)」のサントラが発売されていますが、
単独のスコアでボリュームたっぷり78分もある盤はこれが初めてでしょう。

 

テーマは今時珍しいキャッチーな曲で、サントラの中で何度も繰り返し演奏されます。
ラッパの音が007しているのはご愛敬。

 

ちょっと野暮ったい感じのメロディですが、一度聴いたら覚えてしまう単純明快さで
最近のサントラの中ではかなり「燃え」ます。

興味深いのはアフロ・ポップ風の曲やアラブっぽい曲が何曲か入っていること。
ハワード・ショアの「セル」等でも聴かれたアフリカの民族楽器と思しきものを使ってみたり、中東や北アフリカっぽい雰囲気を出しています。
78分もある長尺盤ですが、一気に聴かせます。

 

クリント・マンセル、次回作にも期待が持てそうです。

 

それにしてもジャケのマシューとペネロペは、裏ジャケでもジャケットの内側でもニコニコで写ってます。
ちょっとキモい(^_^;)

 

あとジャケのデザイン、コンピ盤とスコア盤、少しは変えて欲しかったですね。

 

【追記】

 

ほかの方のブログを検索していて見つけました。

3曲目の「Here We Go」は、男性ボーカルで「あの~や~まらまや にせ~まいぜ」

って歌っているようです。どういう意味が全然分かりませんが(^_^;)

ちなみに、歌が始まる前は、男性コーラスで「あへ」「あへ」って言ってます(笑)。

ツボにはまってしまったので、追記します。