THE SHAWSHANK REDEMPTION
監督: フランク・ダラボン
音楽: トーマス・ニューマン
出演: ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ウィリアム・サドラー、ボブ・ガントン、ジェームズ・ホイットモア
1994年 アメリカ映画
スティーヴン・キングの怖くない短編小説「刑務所のリタ・ヘイワース」を映画化した、フランク・ダラボン監督の長編デビュー作。
無実の罪で終身刑を宣告された銀行の副頭取が、囚人たちと奇妙な友情を育みながら希望を捨てず生きていく姿を描いています。
淡々とムショの生活を描いていく前半と大きな展開を見せる後半のバランスが絶妙です。
それに何よりラストの清々しさは絶品です。
音楽は最近結構気に入っているトーマス・ニューマン。
ほんとこの人は、ピアノ、ギター、シンセ等々の「短音」で音を紡いでいくというような感じの音作りをする人ですね。
繊細な音作りはいつも心癒されます。
ストリングも静かに深みのある旋律を奏でています。
サントラを聴くだけでそれぞれのシーンが思い浮かびます。
たとえば、1曲目は刑務所の屋根を修理するシーンの音楽、自由を求める主人公の想いを表すのは「フィガロの結婚」、といった具合です。
ということは、いかに音楽が映画を引き立てていたかということになりますよね。
感動のラストを盛り上げるエンド・タイトルは、フランク・ダラボンの次回作「グリーン・マイル」の予告編の音楽にも使用されていました。
(「グリーン・マイル」も音楽はトーマス・ニューマンでした。)