アルゴ探検隊の冒険

JASON AND THE ARGONAUTS
監督：ドン・チャフィ
音楽：バーナード・ハーマン
出演：トッド・アームストロング、ナンシー・コヴァック、ゲイリー・レイモンド、オナー・ブラックマン、ローレンス・ネイスミス、ニオール・マッギニス、マイケル・グウィン、ナイジェル・グリーン
１９６３年　イギリス映画

・・平日の過去記事アーカイブシリーズ。

まだCGが無かった時代の特撮もの。
数多くの特撮ファンタジーを手掛けてきた第一人者レイ・ハリーハウゼンの代表作で、
本作品では特撮だけでなく製作も努めています。
おっさん世代の方は、テレビの洋画劇場で再三放映されたので、ご存じの方も多いことでしょう。
１９６３年の作品ですが、今観ても十分面白い作品です。
おっさんも幼少の頃から、何度もテレビで観てきました。
ギリシャ神話を基に、主人公の一行が「黄金の羊の毛皮」を求めて冒険を繰り広げます。
青銅の巨人、七首の竜、骸骨の兵士等々、ハリーハウゼンがストップモーション・アニメで素晴らしい動きを表現します。
特に７体のガイコツと３人の男によるチャンバラ・シーンはあまりにも有名です。
監督はドン・チャフィ。

他に「恐竜１００万年」などを撮ってます。
キャストについては、トッド・アームストロング以下あまり馴染みの内人ばかりです。

音楽は巨匠バーナード・ハーマン。
メイン・タイトルから重厚かつ壮大な音が飛び出します。
テレビで何度も耳にしたテーマなので、思わず懐かしさがこみ上げます。
ハーマンのスコアといえば、ダークで重厚なイメージの曲が多く、
「バットマン」等でおなじみのダニー・エルフマンも彼の影響を受けたと言ってます。
サントラは、本作単独のものは発売されたことが無いように記憶しています。
ハーマン作品集等のコンピレーション盤に何曲かオリジナル音源が入ったものを見かけたことがあるような淡い記憶がありますが、定かではありません。（いい加減ですみません(^_^;)）
１９９９年に「シルバラード」のブルース・ブロートン指揮シンフォニア・オブ・ロンドンの演奏で再録されたフルスコア盤が発売されています。
カバー演奏ですが、オリジナルの雰囲気をかなり忠実に再現しており、なかなかの聴きごたえがあります。

この盤は、現在ではダウンロードでも入手が可能です。