・・・・今夜も過去記事ですみません(^◇^;)

 


MIDWAY
監督: ジャック・スマイト
音楽: ジョン・ウィリアムズ
出演: チャールトン・ヘストン、ヘンリー・フォンダ、三船敏郎、ジェームズ・コバーン、クリフ・ロバートソン、ハル・ホルブルック、グレン・フォード、ロバート・ワグナー、ロバート・ウェッバー、クリストファー・ジョージ、ケヴィン・ドブソン、エドワード・アルバート、ダブニー・コールマン、エリック・エストラーダ、ジェームズ繁田、トム・セレック、ノリユキ・パット・モリタ、ロバート・ミッチャム
1976年 アメリカ映画


第2次世界大戦下の「ミッドウェイ海戦」をオールスター・キャストで描く戦争巨編です。
とはいうものの、戦争当時の記録フィルムを上手に織り交ぜたり、戦闘シーンは案外手抜きをしています。
また、本編の前半はまるでメロドラマのような作りで、かなり中だるみしてしまいます。
しかも、そのメロドラマたるや、米軍パイロットと在米日本人女性との恋だなんてクサい展開に唖然とします。
同じ太平洋戦争ものの「トラ!トラ!トラ!」と比べると、その差は歴然で見劣りがします。
その昔、月曜ロードショーで3時間近い長尺バージョンを放映したのを観たはずなのですが、
ほとんど記憶に無いのが残念でなりません。
このバージョンは未だにDVDになっていないと思われます。
カットされたシーンの中には海戦シーンもあるようですが、
メロドラマの部分のボリュームがアップしてたら興ざめだなあ。
メロドラマよりも、ちょっとしか出番の無かったジェームズ・コバーンのシーン増やして欲しかったなあと思います。
せっかく比較的史実に忠実に描いているんだから、あのダラダラしたメロドラマはいらないんじゃないかなあ。



音楽は、巨匠ジョン・ウィリアムズ
有名な「ミッドウェイ・マーチ」は、風格のあるゆったりとしたマーチで、
巨大な空母をイメージさせる堂々としたものです。
チープでトホホな本編を音楽が救っているという感じです。
ただし、公開当時はサントラはシングル盤のみで、このマーチと「悲劇の空母ヨークタウン」の2曲しか聴くことができませんでした。
「悲劇の空母ヨークタウン」の方は、「スター・ウォーズ」のファンファーレ系スコアに似たメロがでてきたりして、なかなか興味深い。
この2曲はMCAから発売されたCD「ジョン・ウィリアムス・フィルム・ワークス」に収録されています。
その後、1999年にリック・ウェントワース指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル・オーケストラのカバー演奏によるスコア盤が発売されました。
オリジナルに比べると、どうしてもリズムがもたつくところはありますが、
一番聞きたかったメイン・タイトルもしっかり収録されており、まずまずの出来映えでした。
そして、2011年には遂に米Vareseレーベルから限定3000枚ながら正規盤のサントラが発売されました。
オリジナルで聴きたかったメイン・タイトルもしっかり収録されています。
音源もちゃんとステレオ音源で一安心。
曲のエンディングのキメに向けて徐々に盛り上げていくスリリングな展開は何度聴いても素晴らしい。
「スター・ウォーズ」のような瞬発力のある明快なメロは持っていませんが、
この曲は「タワーリング・インフェルノ」のメイン・タイトルと並んで好きな1曲です。
今回のオリジナル・サウンドトラック盤を聴いて気がついたのですが、
劇伴の中に「タワーリング・インフェルノ」や「1941」を彷彿とさせるフレーズがあって、
聴いてて思わずニンマリしてしまいました。
劇伴の最後の2曲、エンド・クレジットともう1曲が何故かモノラル音源になっています。
(メイン・タイトルでなくて良かった(^^♪)
アルバムの最後には、例のシングル盤になった2曲がしっかり収録されています。
収録時間37分弱はちょっと短めですが、聴きごたえは十分の1枚です。

 


 

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