大脱走

THE GREAT ESCAPE
監督：ジョン・スタージェス
音楽：エルマー・バーンスタイン
出演：スティーヴ・マックィーン、ジェームズ・ガーナー、リチャード・アッテンボロー、ジェームズ・コバーン、チャールズ・ブロンソン、デヴィッド・マッカラム、ハンネス・メッセマー、ドナルド・プレザンス、トム・アダムス、ジェームズ・ドナルド、ジョン・レイトン、ゴードン・ジャクソン
１９６３年　アメリカ映画

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言わずと知れた名作。
この作品、あまりに有名なので、本編については詳しくは触れません。

「荒野の７人」のジョン・スタージェス監督が、「荒野の７人」に出てた７人のうち３人をもう一回起用して、さらにスターを追加して撮った３時間越えの戦争映画大作。

個人的にはマックイーンがバイクで脱走を図るシーンと、
コバーンが涼しい顔して他人の自転車を盗むシーンが大好きです。
この映画、僕がまだ子供の頃、年末に前編、後編に分けて放送されたことがありました。
まだレンタル・ビデオなんか無い昭和の時代には、年末にこの映画や「ウェストサイド物語」などがTVで放送されてたのを思い出します。

音楽は、巨匠エルマー・バーンスタイン。
中学生の頃、再発ものの廉価盤サントラLP（キングレコードから出てた　２０００円のやつ）を親に買ってもらい、すり切れるまで聴きました。
このサントラは、捨て曲が１曲もなく、そのクオリティの高さは特筆すべきものがあります。
長らくこのサントラがオリジナル音源だとばかり思っていましたが、
後で録音し直したアルバムであることを大人になって知りました。
どうりで聴きやすいハズだと妙に納得したのを覚えています。
CDも最初はこの再録音盤が販売されていましたが、
２００５年に米Vareseレーベルからオリジナル音源の完全盤サントラがCD化されました。
しかも２枚組４２曲８７分というボリューム。音質もバッチリ。
とても６３年の作品とは思えない音の良さ。
音の分離も良く、むしろ離れすぎというくらいでした。
ただ、再録音盤で慣れ親しんだ曲も多く、アレンジが違うので最初はちょっと戸惑いました。
なお、この盤は３０００枚限定だったので、程なく完売してしまいました。
オリジナル・サウンドトラック盤は、もはや入手不可能かと思われていましたが、
その後、米Intradaレーベルから上の２種類のサントラを合体させた究極の３枚組が発売されました。
「パットン大戦車軍団」と同じく限定なしの通常販売です。
さらに、リマスターしてあるそうで、音質がいくらか向上しています。